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2012年9月4日(火) 19:30 |
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岡山大、心疾患臨床試験拡大を申請
心疾患の子どもから心臓の筋肉を作り出す細胞を取り出し、培養して移植する心筋細胞の再生治療について、岡山大学病院の研究グループが国に、臨床試験の拡大を申請しました。
申請したのは、岡山大学病院の王英正教授の研究グループです。 治療の対象は、心室が一つしかなく、血液を送り出す機能が極端に弱い、機能的単心室症と呼ばれる子どもに多い疾患です。 15歳までの生存率が50%とされ、効果的な治療法は臓器移植しかありませんでした。 去年3月、王教授らは患者から心臓の筋肉を作り出す幹細胞を取り出して培養し、再び心臓に移植することで心臓機能が高まる再生治療を開発し、臨床試験を行った7人全員に効果が確認されました。 申請では対象となる疾患の範囲を広げ、3年間で34人に治療を行って効果を確かめることにしていて、早ければ年内に認められるということです。
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