民主代表選:細野氏の出馬焦点 説明会に9陣営
毎日新聞 2012年09月03日 22時37分(最終更新 09月04日 00時30分)
民主党代表選(10日告示、21日投開票)の事前説明会が3日、党本部で開かれ、野田佳彦首相(55)や山田正彦元農相(70)、桜井充政調会長代理(56)ら計9陣営の関係者が出席した。焦点は若手議員が「勝手連」として説明会に出席した細野豪志原発事故担当相(41)の去就。細野氏自身は立候補に消極的だが、党内では輿石東幹事長が細野氏擁立に動き始めたとの見方が出ている。
説明会には野田、山田、桜井各氏、赤松広隆元農相(64)、小沢鋭仁元環境相(58)、原口一博元総務相(53)、田中真紀子元外相(68)の計7陣営が立候補予定者名を明記して参加。細野氏と馬淵澄夫元国土交通相(52)の擁立を図る議員らもそれぞれ出席した。このうち出馬を示唆した野田首相と、山田、桜井両氏を除く6氏は立候補するか否かの態度を明確にしていない。
出席が9陣営に上ったのは、国民の生活が第一の小沢一郎代表が離党後、「反野田」勢力がまとまりを失っているためだ。予備選の動きもあるが、一本化の見通しは立っていない。出馬に必要な推薦人20人のめどが立っていない陣営がほとんどで、乱立状況だ。