ニュース詳細
少雨で関東の自治体節水呼びかけ9月5日 4時6分
雨が少ない影響で、利根川水系や渡良瀬水系のダムの貯水量が減っていて、関東地方の自治体は節水を呼びかけるなどの対策を行っています。
国土交通省関東地方整備局によりますと、群馬県の矢木沢ダムが5%となるなど利根川水系の8つのダムを合わせた貯水率は40%と、平年の半分近くまで下がっています。
これをうけて流域の1都5県のうち埼玉県は、7年ぶりに渇水対策本部を設け、今後、渇水が続いた場合、利根川からの取水を家庭用の上水道で10%制限するほか、農業用水についてもコメの生育に影響が出るおそれがなくなった地域から、順次10%の取水制限をするという対策案をまとめました。
一方、東京都と千葉県も平成13年以来の渇水対策本部を設け、住民や企業に節水を呼びかけています。
群馬県、栃木県、茨城県でも会議を開くなどして対応を検討していて、流域の自治体と国は、今週中に協議会を開いて取水制限などについて調整することにしています。
また、栃木県や群馬県を流れる渡良瀬川でも上流のダムの貯水率が下がり、飲料水や農業用水を取水している栃木県足利市、群馬県桐生市や太田市など合わせて12の市と町で今月から10パーセントの取水制限を行っています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|