前田　卒業後初登場　取材陣１００人　「駅そば食べたり恋愛したい」

　８月２７日に人気アイドルグループ「ＡＫＢ４８」を卒業したタレントの前田敦子（２１）が４日、東京・新宿の福家書店新宿サブナード店で、卒業記念フォトブック「あっちゃん」（講談社）の発売記念握手会を開催。ネット抽選で選ばれた限定１５００人のファンと触れ合った。

　ＡＫＢを卒業後、初めての公の場。２０００年に同所で握手会イベントがスタートして以来、過去最多となる１００人以上の取材陣が詰めかけたため、通常の握手会スペースを１・５倍に拡大するなど、スタッフが対応に追われた。

　この日、前田は背中部分が開いた紺色のワンピースに、ピンヒール姿で登場。色気をまとったオトナのあっちゃんに、取材陣の目線はくぎ付けになった。

　発行部数２０万部を突破した同書には、ＡＫＢ４８としての前田の７年間の軌跡がぎっしり。卒業から１週間を迎えた前田は「確実に時間ができたと思いますが、『あれしなきゃ、これしなきゃ』って、せかせかしている自分がいます」と現在の生活環境を報告した。

　先月２７日の卒業公演後の打ち上げでは、普段なかなか近づいてこない若いＡＫＢのメンバーたちが次々とあいさつに来てくれたという。「みんな私のことをこんなに好きでいてくれたんだなって。今からでも遅くはないので、後輩達の面倒を見ていきたい」。ＡＫＢとしてやり残したことは「ない」としつつも、元エースとしての責任感があふれていた。

　今後は「普通のことをたくさんしていきたい」という。「電車に乗って駅のおそば屋さんでおそばを食べ歩いたり、サイクリングしたり…。恋愛もしたいですね。理想のデート？　映画館に行って、アクションとかコメディーを見たい」と乙女心をのぞかせた。

　今月１５日に東京、２２日に神戸でソロシングル「君は僕だ」の発売記念イベントがあるため、現在もボイストレーニングは続けている。「皆さんの前で次に歌うときは、少しでも成長した姿をお見せしたい」と気合十分だった。