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【大リーグ】

イチ、直球系攻めに3タコ “年寄り扱い”はね返せず

2012年9月5日 紙面から

◇レイズ4−3ヤンキース

 屈辱の“年寄り扱い”だ。ヤンキースのイチロー外野手(38)は3日、敵地セントピーターズバーグでのレイズ戦で3打数無安打、2三振。3打席とも相手先発シールズと対戦したが、計19球のうち18球が直球系(4シーム、ツーシーム、カットボール)だったにもかかわらず、1球もバットの芯で捉えられなかった。

 「(動体視力が落ち気味な)ベテラン打者は直球で攻めろ」は球界のセオリーだが、それにしても極端だ。イチロー以外の打者に対して、シールズは直球系が約40%(102球中41球)だった。4日以降の配球にも反映される可能性大で、イチローはどこかで打破する必要がある。

 試合も3−4で逆転負けし、ここ5試合で4敗目。この日勝った地区2位オリオールズに1ゲーム差と詰め寄られ、共同電によれば、イチローは「いくつかあるヤマ場のうちの一つ」と危機感を募らせた。

 自身の不振に加えてチームは主軸の故障で“ヤ戦病院”化している。23本塁打のテシェイラは肉離れで6試合連続欠場。チーム最多の34本塁打を誇るグランダーソンも右太もも裏の張りで3試合連続して先発から外れた。さらに、この日8回の二塁守備で打球に飛び付いたカノも左腰の張りを訴え、「明日プレーできるか分からない」。正念場を乗り切るためにも、背番号31の安打量産が期待されるが…。

 

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