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【プロ野球】巨人21年ぶり トラに9連勝 5連勝でマジック182012年9月5日 紙面から ◇巨人7−3阪神
巨人が5連勝とした。打線は1回、阿部の21号2ランで先制し、2回に実松の2号ソロで加点。3−3の9回には代打・谷の勝ち越し二塁打などで一挙4点を奪った。3番手の福田が6勝目。阪神は巨人戦で2分けを挟む9連敗。 ◇ 巨人の強さが嫌というほどにじみ出た9回の攻撃だった。3−3の同点で左腕榎田を迎え、まず原監督が切ったカードは矢野。追い込まれながらも左翼フェンス直撃の三塁打。無死三塁のビッグチャンスをつくると、続いて登場したのはとっておきの代打谷だ。39歳のベテランは技ありのバットコントロールで三塁線を破り、虎党を意気消沈させた。敵失にも乗じて3点を追加した。 本来なら負けゲーム。ふがいなかったのは先発の沢村。阿部、実松の本塁打で早々に3点をもらいながら、3回までにリードを吐き出した。川口投手総合コーチも「最悪です。真っすぐしかストライク入らないんだから打たれるよ」とあきれる内容。それでも、百戦錬磨のベテランたちがフォローしてしまうのが今の巨人の強さだ。 勝ち越しのホームを踏んだ矢野は「試合展開をみて、自分の中で準備ができていた。言われたところで仕事をするのが僕に与えられた役割ですから」と誇らしげ。通算349本目の二塁打で決勝点をたたき出した谷も「いやあ、気持ち良かったですね。相手の球種も分かっていたし、たまたま駆け引きがうまくいったということ」と胸を張った。超盤石のスタメンに加え、脇役軍団が縁の下を支えている。 これでマジックは18。阪神戦は1991年以来21年ぶりとなる9連勝も決めた。これまでは10連勝が最多で、このカードで3連勝すれば、伝統の一戦新記録の11連勝。5位に沈む阪神との力の差も残酷なまでに見せつけて、V奪回へ巨人が止まらない。 (臼杵秀之) PR情報
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