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【プロ野球】

秋山監督でWBC参加 今月中にも就任決定へ

2012年9月5日 紙面から

WBCへの参加を表明する新井貴浩選手会長(左)。中央は松原徹事務局長=甲子園球場で

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 労組・日本プロ野球選手会は4日、来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加する方針を決め、新井貴浩会長(35)=阪神=が甲子園球場で会見し発表した。選手会は、大阪市内で会合を開いて、7月に収益構造が不公平として決議した不参加を撤回した。3連覇を目指す日本は今後、代表チーム編成に向かう。代表監督は、ソフトバンクの秋山幸二監督(50)が最有力。NPB側は9月中の就任決定へ最終交渉に入る。 

 WBCへの参加の方針を選手会が表明したことで、NPB側は3連覇を狙うためのチーム編成に早急に取り組むことになる。注目の代表監督については、当初の最有力候補だったソフトバンク・秋山監督の就任に向け全力を注ぐことになる。

 当初は、ロンドン五輪終了後の8月中旬にも秋山監督発表の方向で動き始めていたが、選手会の不参加表明で頓挫した。ソフトバンクが前半戦に低迷したことも重なり、秋山監督が代表監督就任に難色を示したこともあった。ただ、3月の東日本大震災復興支援試合で初めて侍ジャパンを指揮して台湾戦に快勝。今後のWBC監督選びの基軸となりえる「前年の日本一監督」という条件にも合致するだけに、今後も秋山監督を第一候補に進めていく。

 8月下旬には、球界に絶大な影響力を持つ巨人・渡辺恒雄球団会長が、ラジオ番組でWBC監督人事に触れ「落合君しかいない。中日をあれだけ強くしたし、やはり軍師として采配力はやっぱり一番じゃないですか」と発言したが、落合氏自身は親しい関係者に「受けない」と話すなど、受諾する可能性は低い。NPB側もすでに、このような落合氏の意向を調査済みという。

 選手会のWBC参加表明で、NPBは、凍結していた監督選びを本格的に再開。秋山ジャパン誕生へ一気に動きだすことになる。

 

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