JR九州は3日、来年10月に運行を始める豪華寝台列車「ななつ星」で接客にあたる乗務員14人を内定した、と明らかにした。接客経験豊かな航空会社の客室乗務員やホテル従業員など、396人が応募。競争率は約28倍にのぼり、早くも人気の高さをうかがわせた。
14人は10月から1年更新の契約社員となり、正社員の乗務員12人とともにホテルなどで研修を積む。一般の乗務員の年収は400万〜500万円程度。「ななつ星」は、九州各地の名所をめぐる3泊4日コースで1人最大55万円と、国内外の富裕層相手に一流ホテル並みの質の高いサービスを売りにする。このため、研修で一定レベルに達しなければ、乗務できない可能性もあるという。
唐池恒二社長は3日、14人も加わる総勢42人の専属組織「クルーズトレイン本部」の発足式で、「全員が楽しんで取り組まなければ、失敗する」と豪華列車への抱負を語った。
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