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最終更新:2012年9月3日(月) 22時28分

中国、「尖閣」をレーダー範囲内に組み入れ

 中国国家海洋局は、地元メディアに対し、尖閣諸島をレーダー精度の高い観測システムに組み入れたことを明らかにしました。

 中国共産党機関紙『人民日報』によりますと、中国国家海洋局は、尖閣諸島や、南シナ海でフィリピンなどと領有権を争う『スカボロー礁』などを、レーダー精度の高い海域動態監視観測システムの範囲の中に組み入れたことを明らかにしました。

 これによって、海域の使用状況が一目で分かるようになったということで、国家海洋局は「定期観測の重要な進歩」と位置づけ、「遠海の国防戦略に重要な意義がある」としています。

 中国側は今後、尖閣諸島の周辺海域を警備する日本の巡視船などの動きを把握する際に、この新たな観測システムを活用すると見られます。(03日19:13)

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