10/3/11

Singapore sky

シンガポールの空はスマトラから流れてくる焼畑のモヤで霞んでいます。 これは乾季の終わりを告げるサインであり、やがて探索、採集、移動に不向きな雨季が訪れます。 年末までに5回程度カリマンタンのブケ類探索を予定しています。移動に余計な時間がかかることを想定して奥の手を使うことにしました。
私はリピートロカには関心が薄いので、毎回新たな産地を探索してご紹介するように心掛けていきます。
1970年代から40年間も東南アジアの熱帯雨林を遊び場としています。死ぬまでここを離れることはないと思っています。 何で私が就職もせずに何十年もこちらで遊んで暮らしていけるのかは極秘ですが、これは日本の税制と深い関係があります。
さて、年末にはファームを拡大して現在の5倍程度にする予定です。新たに借りたタタキ池は湿性林を真似た高湿度の環境に改造してリンガ島や未記載のクリプト類専用にします。 ブケ類は未発表の個体群や変化ブケを栽培して、これらの状態も実況でお報せして楽しみを増やします。
最近カリマンタンの奥の深さ、交通の不便さが身に染みてきました。奥へ奥へと前線を伸ばしていくには日程的に限界があるのです。 苦肉の策として途中に中継基地を作ることにしました。 ジャカルタの友人に相談したところ、「皆と同じことをすれば良いんだ」、「????」、「結婚するんだよ、カリマンタンで家庭を持つのさ、そこを中継基地にすれば恐いもの無しだ」、「????」、「出戻りで良いならなら紹介するよ、美人だぜ」。
またカリマンタンでの楽しみが増えました。