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出張で小遣い稼ぎはダメ! 企業に金券付き宿泊プラン「回避」の動き
出張客をターゲットにクオカードなどの金券をプレゼントするホテルの宿泊プランが人気を集める中、社員に利用を禁止する企業が出始めた。ホテル側が金券分を含めた金額の領収書を発行するため、社員がこの領収書で宿泊費を会社に請求すれば金券分が懐に入るからだ。厳密にいえば、業務上横領罪に当たるが、経費節減で社員の出張時の宿泊費を定額支給から実費精算に変更する企業が増えており、サラリーマンからは「ちょっとした小遣い程度なのに…」とため息がもれる。
「実費精算の方必見!」「出張で頑張った自分にご褒美を!」。インターネットの宿泊予約サイトには、金券付き宿泊プランを宣伝するホテルのうたい文句が並ぶ。額面300~3千円の金券付きプランが主流だが、中には部屋代が1万5千円超で1万円の金券が付く驚きのプランもある。
さらなる特典をアピールするホテルも。「売店やレストランでご利用された料金も一括にて領収書をお出し致します」。福岡県のホテルは金券だけでなく、食費なども「宿泊代」として扱う。
予約サイトの一つ「るるぶトラベル」を運営するJTBによると、同サイトに登録されている金券付きプランの件数は4月現在で約7万9千件。昨年4月の約5万3千件から約1・5倍に急増している。広報担当者は「ホテル間の過当競争のせいか、数年前から飛躍的に増えている印象がある」と指摘する。
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