日産

更新日:2012年09月04日

新セレナが「スマートシンプルハイブリッド」なワケ

1ヶ月間でセレナ全体の販売計画である6300台の約2倍以上のオーダーを受けたという、セレナのハイブリッド仕様。そのハイブリッド仕様だが、なぜ「スマートシンプルハイブリッド」というのか。乗ってみてよくわかった。

セレナの「スマートシンプルハイブリッド」とは?

8月1日に発売したセレナのハイブリッド仕様が絶好調だという。1ヶ月間でセレナ全体の販売計画である6300台の約2倍となる1万2千台以上のオーダーを受けたらしい。そう言えばセレナのハイブリッドの紹介をしていなかったので、早速試乗してみた次第。果たしていかに?
売れ行き好調というセレナのS-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)

売れ行き好調というセレナのS-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)


まずハイブリッドシステムだが、プリウスのように本格的なタイプではない。そもそもセレナのアイドルストップ付きは、特殊な方法でエンジンの再始動を行っていた。御存知の通り「オルタネーター」と呼ばれるクルマの発電機は、エンジンからベルトを介して駆動されている。

発電機はモーターと同じ構造。エンジンが止まっているときに電気流すと回転し、そのチカラでエンジンを再始動させていた。だからセレナのアイドルストップは、エンジン再始動の時にセルモーター特有の「ギャリン!」という金属ギアの音を出さず快適だった。

この考え方を発展させ、一回り大きな発電機にアップグレードさせたのが今回のハイブリッドである。エンジン始動だけでなく加速時も稼働させ、エンジンの補助パワーとして使ってやろうという狙い。

ちなみにモーター出力は2.7馬力。プリウスのモーター出力は82馬力。「なんちゃってハイブリッド」と呼ばれる、モーターのパワーだけでは発進できないホンダの簡易型システムですら14馬力ある。「エンジンとモーターという別個のパワーユニットを持つ」という定義からすればセレナもハイブリッドと言えるかもしれないが、まぁ微妙です。

だからこそ日産も「スマートシンプルハイブリッド」と称す。果たしてモーターが稼働していることを体感できるだろうか? アクセル開度少ないときは、エンジンパワーだって10馬力くらいしか出ていない。25%に相当する2.7馬力が加われば、何となく解りそうなもの。

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国沢 光宏

各種自動車専門誌で、新車記事とインプレッションを広く深く掘り下げ多数執筆。

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