'12/9/5
全国初の引きこもり相談窓口
広島県は4日、引きこもりの人や家族の相談窓口となる「広島ひきこもり相談支援センター」を7日に開所すると決めた。広島市が2010年に設けたセンターと運営を一本化。県内に3カ所の拠点を設け、県全体の相談を受け付ける。厚生労働省によると、全国初の運営方式となる。
市のセンターを衣替えする西部(西区楠木町)、中部・北部(安芸区中野東)、東部(三原市小泉町)の3センターを開設する。
地元のNPO法人や医療機関が運営を受託し、精神保健福祉士や臨床心理士たち専門家を配置。電話相談や面談に応じながら、就職支援を進める官民の団体と連携して社会参加を後押ししていく。
担当地区は、西部が安芸区を除く広島市と大竹、廿日市市、東部が三原、尾道、福山、府中市と世羅、神石高原町で、中部・北部は安芸区と呉、竹原、三次市など15市町。
ただ最初に相談を受けたセンターが継続して対応するのを原則とし、相談者の住所に関係なく相談に当たる。