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たけし監督続編つくる!?伊いね~機転会見

 【ベネチア(イタリア)3日=小林千穂】北野武監督(ビートたけし=65)が続編製作へ意欲を示した。開催中の第69回ベネチア映画祭コンペティション部門で「アウトレイジ ビヨンド」(10月6日公開)が公式上映された。映画は10年「アウトレイジ」の続編。会見では早くも第3弾製作に向けて準備が進んでいることを明かした。脱線質問にも機転を利かせて笑わせるなどして盛り上げた。

 新作を引っさげて参加したベネチア映画祭。北野監督は、外国メディアから異例の質問を浴びた。「次回作は?」。新作上映前に早くも「その次」についてたずねられたが、表情も変えずに答えた。「3本目も撮れということになりそうなので、台本を書いておいた」。常に新作への期待が寄せられる世界基準の監督だからこそ飛び出した質問に冷静に応じた。森昌行プロデューサーは続編について「今回が、どの程度の成績かによる。シリーズものでは『3』があると分かると『2』をビデオで見ちゃう人もいる。今の時点で『3』があるという意思はないという建前にしておきます」と否定しなかった。

 前作「アウトレイジ」に続く「-ビヨンド」は、初の続編作品でヤクザの抗争を描いた。両作品とも娯楽性を重視しており、前作は国内で興収7億5000万円に達した。北野監督は「できれば(続編は)やりたくない。純愛ものをやりたい。本当はアート的な映画を撮りたいんだけど、惨敗してるので。いつでも客が入らない映画を撮る準備はできています」と独特の言い回しで笑わせた。前作の興行的成功が、続編製作を後押ししているようだ。

 「-ビヨンド」への意気込みは大きかった。当初、撮影は昨年行う予定だったが、東日本大震災の影響で1年延期。「ヤクザ映画を撮ってる場合じゃないという意見があった。でも1年間の状態を見て腹が立った。絆、愛、皆さんの支え…表面的な言葉に酔って実際に国は何もしない。イライラして逆にやる気になった」。結果「かなり喜んでもらえるように作った」と胸を張る作品に仕上がったという。

 会見後の上映会でレッドカーペットを歩いた。同映画祭は8回目の参加で今やすっかり「顔」となった。作品は、最高賞金獅子賞を争うコンペティション部門に選出されている。授賞式は8日。

 [2012年9月4日7時40分 紙面から]





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