定型発達者もつらい…かな?

花風社・浅見淳子のブログ

お祭り見物

2010-03-31 06:40:10 | 日記

このブログの閲覧元をたどっていったら、お祭り見物していらした方を見つけました。

自閉っ子ママでかつお医者様のようです。
冷静な観察ですね。まあこういう方結構多いと思いますね。

このブログ主の方の、感覚統合に関するご意見には私も賛同します。
別に花風社だって感覚統合を「他を排除しても取り組むべき療法」だと主張しているわけではありません。
ただ身体を動かすことはいいことだなということ。それだけです。始まりは。
今はもっと勉強したい分野の一つですが。

私が高砂医師(仮名)について不満を持っていることについてのご提案もあります。
精神医療の限界のことは、これは私もよく言われました。「医者なんて何もできないのよ」って。
ほかならぬ親御さんたちからよく聞きました。医療ってこれほど当てにされてないって知らなかった。

まあ、そうなんですかあ、とか言うしかないですね。正直どれくらい精神医療というものが効果の薄いものかは実感としてわからないですね。
ただね、実は私が怒っているのはそこだけじゃないんです。ここはっきり言っておいたほうがいいですね。
私達の被害を見るに見かねて支援に入ろうとした他の支援者(医者じゃない支援者)を止めるっていう行為が私はいまだに解せないんです。医師として以前に、一人の社会人として。

自分が援助できないのなら、できなくても仕方がないかも。お忙しいでしょうしね。
でも見るに見かねて支援に入ろうとしてくれる人まで止めなくていいじゃないですか。
その理由が知りたかったですね。

自己肯定感を大切にするから健常者の人権は黙殺? それが医療行為? それが支援?
じゃあ医療行為って、支援行為って、反社会的行為にもなりうるんですか?
ご当人の医師に「どうして支援してくれる人まで拒んだのか」理由を訊いても「治療上の秘密」の一点張りなんですがね。
じゃあ要するに、不法行為を放置するんですか? 医者って。治療のためなら。

このブログを見ていらっしゃるほかのお医者様達にもききたいです。
その立場に自分がなったらどうするか。
自分の患者の不法行為を放っておきますか? 健常者は我慢すべきですか?
誰かがその人を止めようとしたら「余計なことするな」と言いますか? それって共犯と同じに思えるんですけど。

もちろん神田橋先生にもお訊きしました。これが医者のすることですかって。
そうしたら「僕は高砂君(仮名)っていう人は知らないけど、医者なら治せんといかんわなあ」と。「治療なき診断はただの粗探しにすぎん」と。「なんのために診断するのかって、それは治療のためだろう」って。
一般人が医療に期待しているのはこっちの方が近いんですけど。

「治せんといかん」と思ってくださるお医者様が増えたら、うちの著者や私たち家族のような被害者は減ります。
そうしたら自閉症者に対する偏見は自然に減りますよね。

=====

おまけ:
私は別にTEACCHを否定しているわけじゃないですよ。服巻先生の本だって二冊も出してるし。
服巻先生とのお仕事は本当に勉強になりましたよ。
第一TEACCHを否定するほど勉強していない。TがtreatmentのTだっていうこともごく最近知ったくらい。
そうかあ、Treatmentなんだあ、って自然な驚きでしたよ。なんかイメージ違った。たぶん私の勉強不足でしょう。

でも「本当のTEACCH」という言葉はちょっとやな感じ。コップの中の嵐の臭いがする。
本当じゃないTEACCHが想定されているような気がしちゃうんです。俺が本当だけど、他は嘘もんだぞ、みたいな。
深読みしすぎですかね。
コップの中の嵐のとばっちりを食らって、被害をスルーされたような気がしているんでね。
誤解なんでしょうね、きっと。

だから私は「本当のTEACCH」という言葉は嫌いです。
でもTEACCHについてはニュートラルです。
個々の手法に対してはニュートラルです。大大大博士の本だって、個々の手法を否定する本には決してなりません。

大大大博士その他書籍情報はこちらでもつぶやいてます。

http://twitter.com/asamijunko

コメント (0) | 

私の不徳の致すところ

2010-03-29 22:55:00 | 日記

先日出した「大大大博士への実在の手紙」の大意です。

「私のブログから先生のご本名が皆さんの知るところとなり、ネット上でいわゆる『祭り』という騒ぎが起きました。まあ要するに私の常日頃の不徳の致すところなのですが、花風社は新興弱小の出版社のわりには人の口の端にのぼることが多いようで、まあ今回結果的にはまだ出ていない本の宣伝になる結果となり、大変ありがたいことでした」

あとから自分で読んでも意味不明。不徳の致すところを自画自賛してないですか私?

これが居直り能力なのかな。

非・相撲アカウント作りました>ついったー。
フォローもロムもご自由に。
書籍関連情報等はここ↓に流していきます。大相撲中継ありません。

http://twitter.com/asamijunko

コメント (0) | 

健康なのよ

2010-03-29 07:57:15 | 日記
優勝は白鵬。でも「ばると場所」でした。
大関になります。元々波があった人。これで終わりではないでしょうけど。

結びの一番もすごかった。
最後の最後まですごいものを見せてもらいました。
朝青龍不在でも見ごたえのある場所でした。

稀勢の里は九勝でした。
苦手には今回も負けたし、役力士として別にほめられた成績じゃありませんが、前半のへたれぶりを見た後では、なんかいい成績に思えてしまう。
うまいなあ、きせ。引っ張るな〜。
これでまた来場所も応援してしまう。

ところで
私もばると同様、勝負の時です。
「大大大博士」の本に皆さんの多大なる好奇心が寄せられている身としては、プレッシャーを感じますね。
ただね、私、プレッシャーには強いんです。逆境には弱いけどプレッシャーに強い。そういう性格なんです。

大大大博士にはこう評されました。私の性格。
「あなたのように居直っている人は健康なのよ。僕はそれを居直り能力と呼んでいる」

なるほどなあ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆
コメント (0) | 

感覚過敏のワークブック

2010-03-28 09:30:50 | 日記
岩永先生が送ってくださいました。
アスペ・エルデの会から発行されているみたい。
500円って書いてあるからたぶん売ってるんだと思う。ご興味ある方はアスペ・エルデの会のサイトに行ってください(←横着)。

感覚過敏を信じてくれない人(で、ページ数のある本を読む気のない人)に説明するのにいいかもと思いました。

今朝は早くから神田橋先生の原稿に取り組み中。
千秋楽だから、進行が早いから、こっちも合わせて巻き巻きで仕事です。

☆☆☆☆☆☆☆☆

稀勢の里、勝ち越し(涙)。
よかった。
あと一日。
コメント (0) | 

神田橋條治先生

2010-03-27 09:40:22 | 日記

大大大博士こと神田橋條治先生に関するお祭りと大相撲春場所が重なったのはタイミング悪かったですね。

状況説明しておくと、「大大大博士」が誰かあてっこ推量ゲームがネット上で起きて、正解にたどりついた方たちがいて(まあ私もヒントいっぱい出しましたし)びっくりされているわけですね。何しろ精神医学界のカリスマですので。

でもまあ、まだ出てない本でこれだけ盛り上がるってある意味すごいこと。

この企画がどうして生まれたかとか、簡単な目次とか、おいおいここで発表していけると思います。

今のところ出せることは、下記で色々つぶやいてます。
ただしフォローすると少なくとも明日いっぱいまでは相撲ネタが大量に流れる恐れがあるのでご注意。
基本的に遊ぶために相撲用に取ったアカウントだったのでご勘弁。
いっぱいアカウント管理する時間的・脳みそ的余裕が今のところないです。どこまでついったーにはまるかも未知なので。

http://twitter.com/tabbysumo

今日も私は朝からお仕事です。十両くらいから見られるといいな。無理か。

☆☆☆☆☆☆☆

稀勢の里、今日勝ち越しを決めるか?
優勝は白鵬かもしれないけど、ばるとが主役の場所でした。

追記: このエントリーを見た小暮画伯からもっと状態のいい画像が送られてきたので差し替えます。その際にエントリー名も「神田橋條治先生」に変えました。
画伯、お心遣いありがとうございます。

 

 

コメント (0) |