号泣する城恵理子(左)をキャプテンの島田玲奈がいたわった(C)NMB48【拡大】
最後にメンバー16人が手をつないでファンに礼をしようとしたときだった。“センター”が引き留め、大泣きしながら激白した。
「私、城恵理子は卒業します。ごめんなさい」
城は冒頭からセンターを務め、元気いっぱいに歌い踊った。無事終わるはずの公演のラストの告白に、ぼう然とし、口を押さえて泣き崩れるメンバーも。すすり泣きが漏れ、ファンがどよめく中、理由を語り出した。
「学業とNMBが両立できるか悩みました。前に進むNMBに迷惑をかけてしまうと思い、学業という道を選びました。応援、期待に応えられずに申し訳ありません」
城は2期生として加入。スター性は、AKB48グループの総合プロデューサー、秋元康氏(56)の目に留まった。即、中心メンバーとして活躍。劇場デビュー前から、AKB48のコンサートで、NMBとして初めてソロ歌唱するなど次世代エース候補で、「ポスト前田敦子」とも言われた。
今年1月のチームM結成の際は、センターとしてあいさつ。「前田さんに憧れて入ったので、前田さんみたいなセンターになりたい」。5月のAKB48の第26弾シングル「真夏のSounds good!」で初めて選抜入り。着々と本家に近づいていた矢先の2カ月前、NMB運営事務局に悩みを相談。解決策を模索したが最後は城自身で卒業を決めたという。