年間百万人が訪れる京都府宇治市の平等院鳳凰堂で、半世紀に一度の大改修が始まり、工事の安全を祈る法要が営まれました。
国宝の・鳳凰堂は、西暦1053年時の関白・藤原頼通が建設し、、今も平安の美を伝える建物として、世界遺産にも指定されています。ところが前回の解体修理からすでに半世紀がたち、傷みが大きくなったため、全面的に修復されることになりました。きょうは、住職が本尊の阿弥陀如来の前で工事の安全を祈ったあと、本尊の魂を抜く法要が営まれました。住職は、「次世代を見据えた修理、保存・修復を積み重ねていきたい」と話しました。この修復に伴い、鳳凰堂内部の拝観は2014年の春まで出来なくなります。
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