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2012年9月3日(月) 20:30 |
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100人の作家が同じ素材でアート制作
100人の作家が同じ素材を使ってそれぞれにアートを作る。 そんなユニークな企画展が11月に岡山市内で開かれます。 その素材とは、1対の男女のオブジェ。 個性豊かな企画展を目指して準備が進んでいます。
岡山市の彫刻家・西平孝史さんのアトリエです。 友人でデザイナーの尾崎博志さんと、企画展の準備を進めています。 鍵となるのが、アダムとイブのような男女のオブジェです。 長年、岡山で活動する彫刻家の西平さん。 個性的な作風で知られ去年、国際コンクールで入選も果たしました。 西平さんが新たな一歩にと発案したのが、100人の作家が同じオブジェをベースに作品を仕上げて持ち寄ろうという企画展です。 そのきっかけは、数年前、友人の尾崎さんに自分のオブジェのアレンジを依頼したことでした。 11月の企画展に向け、岡山県内のさまざまな作家がオブジェのアレンジにとりかかっています。 女性の生き方をテーマに油絵を描く洋画家・直原清美さんは、西平さんのオブジェ以外に自分で作ったオブジェを並べて「絆」を表現しようと考えています。 オブジェはついたてで囲って、奥に扉を描きます。 「未来」「祈り」を表現しようと初めての立体作品に挑んでいます。 砂賀音智子さんも企画展に参加するひとりです。 砂賀音さんは、いろんな書体のアルファベットを書いて絵画のような作品を仕上げるカリグラファーと呼ばれるアーティスト。 男女のオブジェの全身に文字を入れる予定で、どんな表現をしようかとアイデアを練るのが楽しいといいます。 個性あふれる表現を求めて参加を募っていますが、実はあと数体のオブジェの行き先がまだ決まっていません。 「100人100色展」は11月13日から天神山文化プラザにて。
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