妊婦に性的暴行、31歳男を逮捕 /仁川

性的暴行の前科3犯
被害者の懇願を無視

 仁川南洞警察署は2日、臨月の妊婦に対し性的暴行を加えた容疑で、C容疑者(31)=仁川市南洞区間石洞=を逮捕した、と発表した。

 C容疑者は先月12日午後2時30分ごろ、自宅がある地区をうろついていたところ、ドアが開いていた住宅に侵入し、3歳の子どもと一緒に寝ていた女性(26)に性的暴行を加えた疑いが持たれている。

 女性は当時、妊娠8カ月だった。警察によると、C容疑者が性的暴行を加えようとしたのに対し、女性は「妊娠中だ。やめてくれ」と懇願したという。ところがC容疑者は、居間の床にあったタオルで女性の目を塞ぎ「騒ぐな。5分だけおとなしくしたら出ていく」と脅した後、性的暴行を加えたとのことだ。日雇い労働者のC容疑者は、女性宅から50メートルほどの所に住んでいた。前科6犯のC容疑者は、性的暴行の前歴も3回あったが、電子足輪の装着や性犯罪者の個人情報公開に関する法律が施行される前に刑が確定したため、法律の適用を受けていなかった。

 警察の調べに対しC容疑者は「家に一人でいて、性的な衝動を覚え、自宅周辺をうろうろしていたところ、ドアが開いている家の中で下着姿の女性が寝ていたため、犯行に及んだ」と供述した。

仁川= 崔在鎔(チェ・ジェヨン)記者
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