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【大リーグ】

イチロー 秘打ハーフボレー 技ありの中前打でスタンドやんや

2012年9月4日 紙面から

◇オリオールズ8−3ヤンキース

オリオールズ戦の7回、中前打を放つヤンキースのイチロー=ヤンキースタジアムで(共同)

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 【ニューヨーク穐村賢】“秘打”ハーフボレー!! ヤンキースのイチロー外野手(38)は2日、ホームでのオリオールズとのア・リーグ東地区攻防戦に8月5日以来となる7番左翼で出場。7回の第3打席に左腕ウルフの投じたスローカーブを技ありで中前に落とし、軟投派投手を攻略した。

 2点を追う7回先頭、カウント1ボール、2ストライクから投じられたのは蚊が止まるような約96キロの超遅球。体勢を崩しかけたものの、グリップを後ろにしっかり残し、テニスのハーフボレーのようにちょこんとバットを当てた。

 「向こうがそうしてくるなら、こっちもあらゆるテクニックを使います」。見逃せば三振に取られる恐れがあり、単にバットを返していたらゴロか平凡な中飛となった可能性もある。安打はこれだけだったが、いくつもの技が詰まった打撃にスタンドが大歓声で沸き、「印象に残るヒットになりますね。特殊ですから」と満足そうだった。

 ただし、チームは8人の投手をつぎ込む必死の継投を見せながら逆転負け。ア・リーグ東地区2位のオリオールズとのゲーム差は再び2となり、せっかくの秘打は報われなかった。

 

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