TFSの極意 Vol. 20 | 無償評価版を使って TFS 評価環境を構築する にて無償の評価版を利用して Team Foundation Server 2010 の評価ができる点をお伝えしましたが、今回は TFS のインストールについて触れます。
とはいえ、TFS 2010 が提供開始した当初に、いろいろな方々に「TFS のインストール手順と���ブログで情報が必要でしょうか?」とお聞きしたところ、ほとんどの方が、「いらない」、「なくてもインストールは簡単!」とお返事をいただきました。
なので、あまり細かなインストール方法などは書かなかったわけです。
今回もあまり書きません。最新のインストールガイドをご覧になればインストールは簡単です。
インストールガイドをダウンロードした後の注意点ですが、インターネット上からダウンロードした HELP ファイルになっているため、「ブロックの解除」が必要です。ファイルのプロパティを開き、下記のような [ブロックの解除] ボタンをクリックし、解除してください。
インストールについては、インストール ガイドをご覧いただければ大丈夫です。TFS はいくつかの構成を選ぶことができるのでそこだけ迷わないようにしてください。以下、簡単ですが、個人的視点での選択基準です。
TFS ではユーザーの認証やアクセス権限にユーザーとグループを使用しています。ドメインの要不要については、個人的には、そのチームにあった方式を採用してもらえればと考えています。要するにワークグループでもドメインでも使用できます。
ただし、 Lab Management を使った仮想テスト環境の管理を行う場合は、ドメインが必要となりますので、ご注意ください。
順番については、現在の環境に何がインストール済みかによって変動しますが、これらも『TFS インストール ガイド』をご覧いただければ、把握することができます。今回は、私の経験からのインストール順序を記載します。基本シングルサーバー構成です。
TFS のインストールとセットアップは、上記で終了ですが、プロジェクトで活用するには、もうワンステップが必要です。それがチーム プロジェクトの作成です。
チーム プロジェクト単位で、各種のチームのポリシーや、開発プロセス、開発リソースの連携などが決められます(開発リソースは、チーム プロジェクトをまたがって関連付けすることもできます)。
チーム プロジェクトの作成には、Visual Studio または、Team Explorer が必要です。これらから TFS に接続し、ファイルメニューから チーム プロジェクトの新規作成を行うだけです。
さてさて、ここまで記載してまいりましたが、ここから先は、 3/9 無償セミナーにて実際にご覧いただきます(セットアップについてもご覧をいただきますが)。ご参加される方で、ノートPCで、ここまでセットアップいただければ、その先は、一緒に操作しながらということもできると思います(電源の数に限りがあるので、電源が確保できなかった場合は、ご了承ください)。
ながさわ (@tomohn)
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