尖閣諸島:「売却先は東京都」…地権者男性の弟が証言

毎日新聞 2012年08月30日 02時32分(最終更新 08月30日 07時13分)

 東京都が購入を計画する尖閣諸島(沖縄県石垣市)を所有するさいたま市の男性(70)の親族が29日、毎日新聞の取材に「売却先として考えているのはあくまで東京都。途中で乗り換えることはない」と改めて述べ、国有化の交渉は都への譲渡が前提との姿勢を示した。【佐々木洋】

 男性の弟で都内の建築事務所経営、栗原弘行氏(65)が地権者一族の代表として、都の上陸申請が不許可になって以降、初めて取材に応じた。

 都が今月出した申請には、地権者の同意書が添えられていなかった。この点を栗原氏は「上陸の判断を国に任せたのは、国が借り主として島を管理しているため。契約上、借り主の判断というのはある意味で絶対だ」と説明。尖閣諸島を巡る日中間の対立が深まっていることには「兄は非常に慎重な人間。地権者の意向で上陸調査が行われ、両国の対立が悪化したと受け止められるのを嫌った側面もある」と明かした。

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