鳥の翼にヒントを得た家庭向けの風力発電機が、東日本大震災の被災地で活躍している。開発したのは奈良県天理市の研究者。再生可能エネルギーに注目が集まる中、これまでの発電機の弱点を克服し、量産に向け協力企業を募っている。
津波で2千戸余りが全壊・流失、630人以上が死亡・行方不明になった宮城県山元(やまもと)町。公民館の脇で、直径3メートル、高さ1.5メートルの「鳥翼(とりよく)風車」が回る。起こした電気で住民らはカラオケを楽しんでいる。
垂直に立つ回転軸の周囲に翼を6枚付けた構造。翼は緩やかな曲線状で、薄く軟らかい高分子材の板をブラインド状に連ねている。