イランの原子力庁は2日までに、同国初の原子力発電所、ブシェール原発(100万キロワット)が100%の出力で電力供給を開始したと発表した。設備の安全性に関する試験を実施するとしており、最大出力を継続するかどうかは明言しなかった。イラン学生通信などが伝えた。
イランは原発の建設を進める意向を示しており、核燃料製造の名目でウラン濃縮活動などをさらに拡大するとみられる。核の軍事転用を懸念する欧米やイスラエルが警戒を強めるのは必至だ。
ブシェール原発は1970年代に建設が始まったが、79年のイラン革命後に中断。その後、ロシアと建設支援契約を結んだが、計画は大幅に遅れ、昨年9月に電力供給を開始した後も出力は抑えられていた。
ブシェール原発は国際原子力機関(IAEA)の査察下に置かれ、ロシアが核燃料供給と使用済み燃料回収に責任を持つことなどから、米国も稼働を容認している。(テヘラン=共同)
ブシェール原発、IAEA
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