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地震対策工事で贈収賄容疑 都係長ら逮捕
9月3日 19時36分

地震対策工事で贈収賄容疑 都係長ら逮捕
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首都直下地震に備えた資材の保管倉庫の建設工事を巡って、東京都の係長が受注に便宜を図った見返りに、建設会社の社員から飲食店などで多額の接待を受けていた疑いが強まったとして、警視庁は2人を贈収賄の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、東京都交通局の係長で水道局営繕課に勤務していた大機基宏容疑者(49)と、東京・港区の建設会社「郡リース」の営業課長代理金田哲容疑者(50)です。
警視庁の調べによりますと、大機係長は水道局で水道施設の建設業務などを担当していた平成20年11月からことしの春にかけて、東京都が発注した水道管の資材を保管するプレハブ倉庫の建設工事などの受注に便宜を図った見返りに、金田課長代理から飲食店などで合わせておよそ110万円の接待を受けていたとして、収賄の疑いが持たれています。
警視庁は3日夜、「郡リース」の本社などおよそ10か所を捜索して関係資料を押収しています。
東京都によりますと、問題の事業は首都直下地震で大きな被害が想定される水道管の復旧工事を速やかに行うために平成20年から実施されていて、「郡リース」は江東区や狛江市などの数か所でプレハブ倉庫の工事などを行ったということです。
警視庁は4日、東京都庁を捜索して入札の詳しい経緯などについて調べを進める方針です。

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