会社の近くの書店に、どんと並べてあったので気が付きました。
牛久東洋医学クリニック院長で内科医の、内海聡氏がようやく、しっかりと書いてくれました!
ぜひ、ひとりでも多くの方にお読みいただきたい1冊です。
いかに、精神科で無駄な投薬がされ、その副作用のせいで症状を悪化させている方が多いか、
あるいは、精神科で診察される必要のない方が、間違って精神科に搬送されて、そのまま精神疾患があるとして、無理やり入院させられひどい治療をうけさせられた例まで紹介されています。ほんとにひどい話ですが、これが現実なのだと思います。
この著書には、すでに投薬されている向精神薬のやめ方も紹介されているので、身近に減薬について相談できる医師がいない方は、この本を内科医などで薬理学に詳しい医師に見せて、処方を相談してもらうこともできそうです。
ここまで、まとめて書いてくれている、日本語の著書がなかったので、本当に助かります。(もちろん、もっと詳しく書いていただければとも思いますが)
わたしのうつ病の友人は、もう向精神薬を飲まされて18年。去年の秋に、私がテレビで内海医師が向精神薬の副作用について語っているところを偶然みつけて、ようやく「ここまでうつ病が長引いたのは薬のせいだった!」とわかりました。その後は、私が情報を集めわかりやすくして知らせてきましたが、そう簡単には薬に依存している生活を変えることができず、それどころか、最近はそううつ病の症状があるとかで主治医に新薬を処方され、一時さらに症状が悪化するという事態がおきたところです。
それでも友人は、まだ主治医を変えてくれません。医師にも依存しているからのようです。
そこで、ご家族に何とか助けてあげてほしいと協力を求めているところですが、なかなかうまくいかないです。
この内海医師の著書読んでもらえればきっと理解されると思うのですが、今のところ、家族としては「本人がしっかりしていないからうつ病になんかかかって、毎日寝て過ごしている」ぐらいに思っておられるようなのです。心配はしていると思うので、そこに訴えて、何とかもうちょっとまともな医師に相談して、減薬、断薬、そして原病としっかり向きあって生きていく、という道を進んで行ってもらいたいと思っています。
そして、そもそもうつ病とはどういうものなのでしょうか。定義がはっきりしていない中、何でもうつ病にされてしまっているという現状が、恐ろしく思えました。
ともかく、友人のお母さんあてこの著書を発送します。そして、関西でこの問題について何かできないかなと検討中です。
http://www.amazon.co.jp/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%A7%91%E3%81%AF%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%82%82%E3%80%81%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E6%94%BE%E9%A1%8C-%E5%86%85%E6%B5%B7-%E8%81%A1/dp/4883205541/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1334073199&sr=8-1
テーマ:向精神薬
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