秋田市は４日から、東日本大震災で発生した岩手県野田村のがれきを市総合環境センター（河辺豊成）で受け入れる。

　市環境部によると、同日受け入れるがれきは可燃物で最大７０トンの見込み。がれきを積んだトラックが同日午後３時半ごろから順次到着する。センターで溶融処理し、焼却灰は翌日以降、敷地内の処分場に埋め立てる。

　本年度は７７７０トン、来年度は最大１万２千トンを受け入れ、両年度で２万トン弱を処理する見通し。

　５月下旬にセンターで実施したがれき試験燃焼では、溶融処理で発生したスラグやメタルの放射性セシウム濃度は不検出。焼却灰は、県が岩手県と結んだ協定の基準（１キロ当たり１００ベクレル以下）を満たしている。