NHK秋田県のニュース　秋田放送局

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電力最大使用量が震災前より減

この夏の県内の電力の最大使用量は、法律に基づいて電力の使用が制限された去年より増えましたが、震災前の一昨年より減っていて、節電の定着をうかがわせています。東北電力によりますと、この夏県内で最も電力の使用量が多かったのは先月２２日の午後２時台で、１３３万キロワットでした。
これは法律に基づいて電力の使用が制限された去年夏より８点６％増えたものの、震災前の一昨年より６点１％減りました。
法律に基づく罰則がなくても自主的な節電が定着していることをうかがわせています。
東北電力全体でもこの夏の電力の最大使用量は１３６４万キロワットに止まり、去年夏より９点５％増えたものの、一昨年より１２点４％減りました。
東北電力は電力の最大使用量を１４２２万キロワット、電力の供給力の余力・予備率は３点８％と予想していましたが、実際には６点９％の余力がありました。
この夏は原発がすべて止まっても電力の供給力に予想以上の余力が残る結果になり、今後、原発の運転再開の議論にも影響を与える可能性があります。

09月03日　13時26分

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