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日本人は南からの移住か 遺伝情報でルート推定 東アジア、東南アジア、南アジアの住民のゲノム(全遺伝情報)の分析によって、日本人の多くは、アフリカ方面からインドに入り、タイなどを経て北に向かった集団の流れをくんでいると推定されるなどとする研究結果を国際チームがまとめ、11日付の米科学誌サイエンスに発表した。
日本や中国、韓国など東アジアの人は、主に南から来たという説と、少なくとも北からと南からの2ルートはあったという二つの仮説があり、今回は前者をより強く支持する結果という。
アジアの10カ国・地域の研究者が参加。少なくとも3代は同じ地域に住んでいる人たちを一つのまとまりとし、73集団、計約2千人から血液の提供を受け、個人によって塩基配列が異なる「一塩基多型」(SNP)を約5万5千カ所解析。日本は、本州など(71人)と沖縄(49人)が、それぞれ一つの集団として対象となった。
その結果、アジアの人々の祖先が南から次第に北へ分岐していく様子が描き出された。南の集団は北の集団よりも遺伝的多様性に富んでおり、一般的に移動するほど多様性は失われることから、南から北に広がったことを裏付けるという。
2009/12/11 04:02
【共同通信】
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