韓米両国政府による人事交流の一環として、先月27日から韓国外交通商部(省に相当)に勤務しているデュイ・ムアー2等書記官(43)が、2日目の28日に政府果川庁舎を訪問した。予算を扱う省庁に対し、公共分野の外交活動に対する国家予算からの支援の必要性について説明するためだ。
この日、ホン・ジンウク公共外交政策課長と共に、企画財政部の予算担当者と会ったムアー書記官は「米国では新たに採用された外交官の20%ほどが、公共分野の外交活動に関する業務に従事している。韓国も公共分野の外交活動を行っていくべきだ。公共分野の外交活動は、その国の良い点をアピールすることだ」と語った。
米国の外交官が韓国外交通商部に派遣され勤務するのは、ムアー書記官が初めてだ。2日目に果川庁舎を訪れたのは、ムアー書記官が所属する公共外交政策課が、公共分野の外交活動のPRに関する業務を担当しているためだ。
元弁護士のムアー書記官は、2006年に米国務省に入省した。韓国には1998年に来たことがあるほか、国務省入省前にはLG電子に勤務したことがある。また、妻も韓国人だ。