2012年09月03日

サツキとメイの武蔵野茶んぽ共和国A

8月31日の記事では売上を来場者600万人×パーキャピタ(一人当たりの使用額)2,000円で120億円と計算しました。サツキとメイの武蔵野茶んぽ共和国(以後茶んぽパーク)の広さと平均的滞留時間から割りだした大雑把な数字です。

今、この数字を倍にできないか考えています。もちろん中核をなすのは茶んぽパークですが、周辺や奥武蔵への散歩ツアーの出発拠点にしたり、自転車をレンタルしたりしてパーキャピタを4,000円に高めれば、より大きな社会貢献資金が得られます。

使い道です。狭山丘陵周辺で展開されているナショナルトラスト運動に莫大な額の寄付ができます。

公益財団法人トトロのふるさと基金
http://www.totoro.or.jp/intro/index.html

狭山丘陵の散歩道近くには景観をあざ笑うかのような、いわゆる「ラブホテル」が乱立しています。これらをすべて買取り、観光バスの駐車場にしたり、ウイニー(「ミッキーの十戒」に示された白雪姫の願いの井戸のような「人の目を引きつけるもの」)の場にしたりします。こうすることにより狭山丘陵バリューや茶んぽパークのバリューは格段に向上します。

バイオマス発電への投資に関しては後日提示しますが、その前にやらなくてはいけないことがあります。茶んぽパークは公益施設ですから、利益は国民に還元する義務が生じます。

最初にやらねばならないこと、それは財政破綻させられた夕張市民を救済することです。夕張市の市税収入は、わずか8.5億円です。世帯数は約6,000強です。人口約13,000人の市民によって財政再建が行われていることを考えると、自民党政権時代に行った無駄な公共事業に対し、公憤の念を禁じ得ません。

私は、ホスピタリティに関する講演で必ずこのように教えてきました。

<開始>
みなさん、テーマパークと遊園地の違いがお分かりになりますか。決定的に違うのは、テーマパークは人が人を楽しませる場所であることに対し、遊園地、アミューズメントパークは、乗り物などの機械やコンピュータゲームなどが人を楽しませる場所という違いです。

財政破綻した夕張市は、ハコモノや機械装置などによる遊園地に莫大な投資をしてしまいました。そうではなくて、人が人をもてなすテーマパークに投資すれば、財政破綻などしなかったのです。
<終了>

事業仕分けの象徴となった「私の仕事館」にいくら税金を投入したか覚えている人はどれだけいるでしょうか。
なんと、建物だけで581億円です。

私は、茶んぽパークの収益(国民が支払ってくださる公益施設利用料)で、夕張の財政を救いたいと考えます。

東京都知事選の記者会見配布資料にこのように記しました。東日本大震災の2週間ほど前のことです。
<開始>
森林財産の徹底活用
国土の3分の2が森林(バイオマス)で覆われた日本の森林財産は70兆円にも値すると言われる。東京都から派遣された元職員が市長を目指している北海道夕張市や、八ッ場ダム問題を抱える地域において、想定される大震災後に備える「東京都備蓄材」の開発及び備蓄の必要性を強く感じる。日本中の荒廃した杉・ヒノキの人工林を徹底的に開発し、日本国有の財産である森林を、東京都が中心となり、枯渇することのない新エネルギー「バイオマス・エネルギー」の産地に生まれ変えさせたい。こうすることで、やっかいな花粉症は撲滅できると共に、日本の70兆円財産を開発し、管理運営するという膨大な雇用が発生し、日本は世界に先がけたバイオマス・エネルギー活用国家として安定した成長を成し遂げていくものと確信する。
(森林開発、森林のアグロフォレストリー化は20年〜30年かけて行っていく必要有り)
<終了>

夕張市の財政破綻は、長く続いた自民党の「陳情行政」が原因です。従って、夕張市を救うのは、失政を許してきた国民全体の義務であると考えていいと思います。

そして、です。茶んぽパーク周辺の茶畑エリアと狭山丘陵、いつか築きたい夕張の美観地区をジオパークにすること、その夢を国民が共有すれば必ず夢は現実になる、私はそう確信します。

なぜならば、日本人は東京ディズニーランドの建設と運営を通じ、ミッキーの十戒というソフトウエアを手にしているのですから。
posted by S・C・ NAKAMURA at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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