被爆二世 63000人のうち 49人が白血病を発病 -- 広島大 -- 東電労組 「裏切った民主党議員は 報いを受けよ」 と気勢を上げる
6月3日 NHK
広島県内で、原爆で被爆した人から生まれた「被爆2世」について、両親とも被爆した人は、どちらかだけが被爆した人と比べて白血病になる割合が高かったことが、広島大学の研究グループによる調査で初めて確認されました。
この研究結果は、およそ12万人の広島県内の被爆2世について広島大学の研究グループが病院の診断記録などから調査し、3日、長崎市で開かれた研究会で発表しました。
それによりますと、被爆後10年以内に生まれたおよそ6万3000人のうち両親とも被爆していた人は1万4000人余りと4分の1以下だったのに対し、この中で35歳までに白血病になった49人のうち、両親が被爆した人は26人と半数を超えていました。
父親か母親だけが被爆した人と比べ、明らかに高い割合で白血病を発症していることが初めて確認された ということです。
被爆の遺伝的影響は、日米共同の放射線影響研究所などが終戦直後から行ってきた調査では確認されておらず、今回の研究がその解明に役立つと注目されます。 (引用終り)
こんなニュースがNHKで流された。やっぱり放射能は危険なのよね、と皆さん思われるだろう。先日、私が 「放射能の危険を指摘しての反対運動は行き詰る」 と言ったことと 違うのではないか、 そう思われたと思う。
6万3000人を35歳まで調べて (35年間) 、白血病になったのは 49人いたと言っているわけだが、このニュースが触れていない点がある。 それは、自然発生する 白血病の患者が どのくらいいるのか、それを当然言わねばならない。 1999年の統計では年間人口10万人当たり5.3人(男6.3、女4.4)、年間6,700名(男性3,885人、女性2,815人)が死亡している。
この情報を持って、上のニュースに接するならば、決して多いと恐れる数字ではない。逆に少なすぎるくらいだ。 計算していただければ分かる。 賛成派を利するような結果になると思う。 特定の病気と放射能を結びつけ、追求しようとすると、結論はいつもこうなる。-- 私も何度か挑戦したのだが -- 一般よりも多くても、統計誤差の範囲に収まることが多い。
決して、一部の人々が言うように、「健康に良いとは」 私も思っていない。が、軽々しく こういうニュースに引っかかるのだけは慎みたい。
さて、今回の事故の原因企業である 東電労組が 組合の大会で気勢を上げているのだそうだ。
2012年5月30日 朝日新聞
「裏切った民主党議員には、報いをこうむってもらう」。東京電力労働組合の新井行夫・中央執行委員長は29日、愛知県犬山市であった中部電力労働組合の大会に来賓として出席し、そうあいさつした。
「脱原発」をかかげる民主党政権のエネルギー政策などに、支持団体トップが不満を示した発言。中部電労組の出席組合員約360人からは、どよめきが上がった。
新井氏は東電の福島第一原発の事故について「(東電に)不法行為はない。国の認可をきちっと受け、現場の組合員はこれを守っていれば安全と思ってやってきた」と述べた。事故後の政権の対応を踏まえ、「支援してくれるだろうと思って投票した方々が、必ずしも期待にこたえていない」とも語った。 (引用終り)
国民の大半が 東電は潰したほうが良いと思っていることが分からぬらしい。 ボーナスも、退職金も、年金も、0でも良いと思っていることが分からぬらしい。 今程度の 減額で済んでいるのは、 東電労組が 民主党の支持団体だからだろうと、国民は思っている。逆に 『ありがたい』 と思っても良いくらいだ。
一度手に入れた 『特権』 は、逃げることはないと思っている。昨日書いた 「格言」 が頭をよぎる。
無気力、無知、そして無関心はエリートの最高の友人である。
いつまでも 彼らから 『最高の友人』 と褒められる 日常を過ごしてはいけない。
次の選挙では、民主の議席を 自民ともども 30以下にしたい。 東電だけでは、当選しないことを 東電の社員に 肝に銘じさせたほうが良い。
広島県内で、原爆で被爆した人から生まれた「被爆2世」について、両親とも被爆した人は、どちらかだけが被爆した人と比べて白血病になる割合が高かったことが、広島大学の研究グループによる調査で初めて確認されました。
この研究結果は、およそ12万人の広島県内の被爆2世について広島大学の研究グループが病院の診断記録などから調査し、3日、長崎市で開かれた研究会で発表しました。
それによりますと、被爆後10年以内に生まれたおよそ6万3000人のうち両親とも被爆していた人は1万4000人余りと4分の1以下だったのに対し、この中で35歳までに白血病になった49人のうち、両親が被爆した人は26人と半数を超えていました。
父親か母親だけが被爆した人と比べ、明らかに高い割合で白血病を発症していることが初めて確認された ということです。
被爆の遺伝的影響は、日米共同の放射線影響研究所などが終戦直後から行ってきた調査では確認されておらず、今回の研究がその解明に役立つと注目されます。 (引用終り)
こんなニュースがNHKで流された。やっぱり放射能は危険なのよね、と皆さん思われるだろう。先日、私が 「放射能の危険を指摘しての反対運動は行き詰る」 と言ったことと 違うのではないか、 そう思われたと思う。
6万3000人を35歳まで調べて (35年間) 、白血病になったのは 49人いたと言っているわけだが、このニュースが触れていない点がある。 それは、自然発生する 白血病の患者が どのくらいいるのか、それを当然言わねばならない。 1999年の統計では年間人口10万人当たり5.3人(男6.3、女4.4)、年間6,700名(男性3,885人、女性2,815人)が死亡している。
この情報を持って、上のニュースに接するならば、決して多いと恐れる数字ではない。逆に少なすぎるくらいだ。 計算していただければ分かる。 賛成派を利するような結果になると思う。 特定の病気と放射能を結びつけ、追求しようとすると、結論はいつもこうなる。-- 私も何度か挑戦したのだが -- 一般よりも多くても、統計誤差の範囲に収まることが多い。
決して、一部の人々が言うように、「健康に良いとは」 私も思っていない。が、軽々しく こういうニュースに引っかかるのだけは慎みたい。
さて、今回の事故の原因企業である 東電労組が 組合の大会で気勢を上げているのだそうだ。
2012年5月30日 朝日新聞
「裏切った民主党議員には、報いをこうむってもらう」。東京電力労働組合の新井行夫・中央執行委員長は29日、愛知県犬山市であった中部電力労働組合の大会に来賓として出席し、そうあいさつした。
「脱原発」をかかげる民主党政権のエネルギー政策などに、支持団体トップが不満を示した発言。中部電労組の出席組合員約360人からは、どよめきが上がった。
新井氏は東電の福島第一原発の事故について「(東電に)不法行為はない。国の認可をきちっと受け、現場の組合員はこれを守っていれば安全と思ってやってきた」と述べた。事故後の政権の対応を踏まえ、「支援してくれるだろうと思って投票した方々が、必ずしも期待にこたえていない」とも語った。 (引用終り)
国民の大半が 東電は潰したほうが良いと思っていることが分からぬらしい。 ボーナスも、退職金も、年金も、0でも良いと思っていることが分からぬらしい。 今程度の 減額で済んでいるのは、 東電労組が 民主党の支持団体だからだろうと、国民は思っている。逆に 『ありがたい』 と思っても良いくらいだ。
一度手に入れた 『特権』 は、逃げることはないと思っている。昨日書いた 「格言」 が頭をよぎる。
無気力、無知、そして無関心はエリートの最高の友人である。
いつまでも 彼らから 『最高の友人』 と褒められる 日常を過ごしてはいけない。
次の選挙では、民主の議席を 自民ともども 30以下にしたい。 東電だけでは、当選しないことを 東電の社員に 肝に銘じさせたほうが良い。
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