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【芸能・社会】

紀世彦さん また逢おう  しのぶ会に600人出席

2012年9月3日 紙面から

来場者にあいさつする(左から)尾崎紀世彦さんの兄・彰彦さん、長男の紀世彦二世さん、長女のラナさん、弟の征彦さん=東京・虎ノ門で(淡路久喜撮影)

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 肝臓がんのため5月31日に69歳で死去した歌手の尾崎紀世彦さんをしのぶ会が2日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京で開かれ、つのだ☆ひろ(63)や錦野旦(63)ら親交の深かった著名人や関係者ら約600人が出席した。

 神輿(みこし)担ぎが大好きだった尾崎さんのために、故人が立ち上げた神輿会「紀の字」や、地元の茅ケ崎八坂会のメンバーら約60人も集結。「ヨイサー、ヨイサー!!」と遺影を四方に飾った大きな神輿を担いで登場した。

 その中に、ハワイに住む長男・尾崎紀世彦二世さん(36)の姿もあった。仕事を辞めて昨年夏から尾崎さんに付き添い、最期もみとった。母のベティさん(59)、姉のラナさん(38)とともに取材に応じた紀世彦二世さんは「闘病中も英語でジョークを飛ばして僕たちを笑わせてくれた。今でもいなくなったとは思えない」と涙をぬぐった。

 ラナさんには今年2月1日に双子が誕生。尾崎さんは日本で療養中だったが、医師の許可を得て約10日間ハワイへ。初孫と対面することができたという。ラナさんは「父は涙ぐんで抱っこしていました。(孫の顔を見るまで)生きててくれて本当によかった」と目を真っ赤にしていた。

 最後に、出席者全員で尾崎さんの名曲「また逢う日まで」を合唱。ラナさんはうれしそうにこう語った。「こんなにたくさんの方の歌声を聴いて、父は今日絶対この会場にいたと思います」

 

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