◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
◆巨人2―1DeNA(2日・東京ドーム) 巨人が4連勝で70勝に両リーグ一番乗り、中日の黒星により優勝マジックは19となった。6回に先制打を放った村田が、追い付かれた直後の8回2死走者なしから、左翼ポール際へ11号決勝ソロを放り込んだ。ビデオ判定となった微妙な一撃だったが、今季初の2戦連発は古巣のDeNAを『3タテ』する貴重なV弾となった。
決して調子は良くなかった。内容も満足できなかった。それでも、7回を投げ終えた宮国には、確かな手応えがあった。「修正できたのが遅かったことが反省です。ただ6回からは体の開きだったり、バランスを修正できた。その中で7回まで投げられたのが一番です」。白星は逃したが、7回5安打無失点。これで3戦連続自責0で、防御率を1・54とした。
階段を1つ上った。前回登板(8月26日)のDeNA戦(横浜)の6回、勝負どころで変化球の制球ができず、連続押し出し四球を許した。7回途中2失点で4勝目も、「ああいう場面で変化球で勝負できないと、レベルアップできないと思います」。
この日、自らを救ったのは変化球だった。「直球が走っていなかったので、速く見せるためにカーブは有効だと思いました」。前回は5球を投げて1球もストライクが入らなかったカーブを多投。9球のうち2安打されたが、緩急をつけることに成功。打たせて取り、球数も99球に抑えた。
20歳右腕には、難しい使命が課されている。先発ローテを守る内海や沢村らのように1週間で調整するだけでなく、同時に成長も求められている。内藤トレーニングコーチは「初のシーズンだし、体力的にも精神的にも、万全の状態で臨めたことはほとんどない」と話す。
ただ、プロ2年目の若武者には、考える頭脳がある。試合前練習のキャッチボール。宮国はバランスを取る左手を腰に固定し、右手だけで窮屈そうに投げるユニークな動作を繰り返した。「肩が開かないようにするためです」。バランスを取る左手が使えないため、腰を回転させないとボールを投げられない。6回に入る前、自ら発案したキャッチボールを思い出し、肩の開きを修正。以降の2イニングを3者凡退に抑えた。
原監督は「やっぱり相手打線も研究しているし、自分の中で工夫しながら、(阿部)慎之助と投げていたと感じた」と目を細めた。「試合に勝ててうれしいですけど、次は内容のいい投球を心がけたい」。結果を出しつつ、成長する―。宮国なら可能なはずだ。
(2012年9月3日06時05分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)
リンク