5月31日にがんのため死去した歌手の尾崎紀世彦さん(享年69歳)をしのぶ会が2日、都内で行われた。
会場には尾崎さんが71年に発売した代表曲「また逢う日まで」のレコードや、レコード大賞のトロフィー、愛用の法被などが飾られた。祭り好きが高じて「紀の字」という神輿(みこし)を担ぐ会を作った尾崎さんのために、東京・上野の五條天神社の神輿も用意された。
神輿には前々妻のベティーさん(59)が選んだ尾崎さんの写真4枚が飾られ、「紀の字」のメンバーら60人の担ぎ手によって場内を練り歩いてステージ横に。会場からは「ワッショイワッショイ」「お帰り~」と威勢のいい声が飛んだ。歌手の錦野旦(63)や、つのだ☆ひろ(63)、尾藤イサオ(68)ら約600人が出席。全員で「また逢う日まで」を合唱した。
兄の尾崎彰彦さん(77)は「神輿まで用意してもらって、キヨは天にも昇る気持ちだと思う」とあいさつ。ベティーさんとの間に生まれたハワイ在住の長女・ラナさん(38)、長男のオザキキヨヒコJr.さん(36)も参加した。今年2月1日にラナさんに双子が誕生。尾崎さんは闘病中だったが、初孫を抱くためにハワイを10日間ほど訪れたという。
[2012/9/3-06:02 スポーツ報知]