民主党の前原誠司政調会長が2日、小野市で講演した。橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会が結成を目指す新党について「橋下さんの人気に乗じて政治経験のない人が出てきて議席を取ったら、この国の政治はどうなるのか」とけん制した。
前原政調会長は、次期衆院選について「第三勢力、新党が出て厳しい選挙になる」とし、民主、自民、みんな各党の現職国会議員が、維新の会の新党に合流する動きについて「今の勢いに力を借りて党を移ってそこで当選をしようとしている。そんな志の低い人が国会に残ってどうなるのか」と批判した。
講演前には、乗客の減少で存続が危ぶまれる神戸電鉄粟生線に乗車。講演でも、国会に提出している交通基本法案に触れ「法ができれば裏付けとなる財源を確保し、神戸電鉄も含めて地域の公共交通をしっかりと応援していきたい」と強調した。(高田康夫)
(2012/09/02 20:55)
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