◆「ツイッター」利用し呼びかけ
思い思いの横断幕、プラカードを掲げて歩く反原発デモの参加者=浜松市中区で
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短文投稿サイト「ツイッター」を利用した呼びかけで集まった浜松市民らの反原発デモが二日、浜松市中区のJR浜松駅周辺であった。親子や若者ら七十人が「原発いらない」の声を響かせた。
全国各地に広がるデモに刺激を受け、開催を呼び掛けた市民団体「TwitNoNukes(ツイットノーニュークス)浜松」の主催。一月以降、不定期に行進している。
四回目の今回は、浜松駅北口を出発し、鍛冶町、田町などの繁華街を巡って、駅に戻る二・三キロのコース。太鼓の音に合わせて「夏は過ぎたぞ大飯を止めろ」「電力不足はうそだった」と声を上げ、一時間三十分ほどかけて歩いた。険しいシュプレヒコールなどはなく、警察官の誘導に整然と従った。
参加した浜松市東区の言語聴覚士、伊藤理恵さん(51)は「以前から原発には反対だったけど、何もしないでいたら福島の事故が起きた。声を上げないといけないと思った」と話した。主催団体のスタッフを務める女性会社員(32)は「一人では何をしてよいか分からずにいたが、インターネットでつながった。国が脱原発を決めるまで続けたい」と力を込めた。
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