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【プロ野球】

良太 人生初のサヨナラ弾 和田監督の誕生日祝った

2012年9月3日 紙面から

◇阪神3−1広島

 阪神が今季5度目のサヨナラ勝ち。1−1の延長11回2死一塁から新井良が決勝の10号2ラン。新井良は初のサヨナラ本塁打。広島は今村が2イニング目に制球を乱して救援失敗。

      ◇

 引き分け目前で4番が大仕事をやってのけた。阪神の負けがなくなった延長11回2死一塁で打席に入った新井良は今村の初球をフルスイング。打球はそのまま右翼へ一直線。スタンドに飛び込んだ。自身プロ初の2桁となる10号本塁打は、プロ初のサヨナラ本塁打でもあった。

 「それまで全部三振していたから、思い切っていこうと思っていた。人生でもサヨナラホームランは初めて。もっとゆっくり味わえばよかったんだろうけど、もみくちゃにしてもらってよかった」。それまでの4打席は1四球、3三振。4番としての働きはできなかった。

 守りでも4回、無死一塁の場面で赤松のバント処理の際、小宮山とお見合いし内野安打にして、プロ初登板の新人右腕・歳内の足を引っ張ってしまった。それだけに、最後の最後に巡ってきた打席での一打に大興奮だ。

 「監督の誕生日だとは知っていた。ああいう形で(白星を)プレゼントできたのはよかった。歳内にもと思ってたんだけど、それは次回で」と、和田監督の50度目の誕生日に花を添えたことを喜んだ。

 和田監督は新井良について「4番目ということでスタートしたけど、4番に追いつこうとして努力している。配球を研究したりして、そういうのが表れてきた」と評価した。

 首位巨人が勝ち、阪神のリーグ制覇の可能性は消え、CS出場も自力ではかなわない。来季に向けて、新井良の成長が何より頼もしい。 (中山隆志)

 

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