中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

村中好投、福地がサヨナラ打 ヤクルト、広島に1差

2012年9月3日 紙面から

◇ヤクルト1−0中日

サヨナラ打を放ち、ナインに祝福される福地(中)

写真

 中日が今季2度目のサヨナラ負け。0−0の9回に登板した田島が2死一塁から、代打福地に左翼線へ適時二塁打された。ヤクルト戦は1分けを挟んで4連敗。約2カ月ぶりに3連勝(2分け挟む)のヤクルトは、村中が完封で8勝目。

      ◇

 代打・福地の打球が左翼線を抜け、一塁走者・川本が本塁へスライディング。土煙の中で送球が弾むと、ベンチからヤクルトナインが飛び出した。4月10日のDeNA戦以来、今季2度目のサヨナラ勝ち。そんな劇的勝利も、好調左腕・村中の快投があってこそだ。

 8月19日の阪神戦の3回から23イニング連続無失点。完封は自身初の2試合連続で、神宮での達成は初めて。福地とともにお立ち台に上がると「状態はよくなかったが、粘り強く投げられて良かった。0点で抑えられたので100点です」とにっこりだ。

 1週間前も中日戦(ナゴヤドーム)で山内と投げ合い、2安打完封勝利。「完封したことで、何か(相手が自分への)対策を立ててくるだろうと思って見ていた。思ったより早打ちだったので、初球からしっかり意識して行った。とにかく先制点を与えないことだけ考えていった」という。立ち上がり、川本から「ちょっと引っかけてるから、アウトコースを意識するように」とアドバイスをもらい「川本さんの要求するところにきれいな真っすぐを投げることに集中していたら、キレが出てきた」と、試合の中で修正したという。

 チームは2分けを挟んで約2カ月ぶりの3連勝し、3位・広島とのゲーム差は1に縮まった。クライマックスシリーズ進出に向けて大きな勝利になったが、小川監督は「1差になろうと、4位の自分たちは勝っていくしかない」と、さらに気を引き締めていた。 (竹村和佳子)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ