夜が明けて外の様子に愕然としました。我が家の付近は水はけが良く、家の中も、庭も水はありませんでした。前の道路にはまだ膝くらいの水がありました。三女が一階の探検に行きました。そして昨日作ったクッキーを持ってきました。タッパーに入れた分でした。タッパーは水圧でビッシリなってて中のクッキーは無事だったのです。みんなで震災後初めて食べ物を口にしました。作って良かった。美味でした!
(^_^)v
Aさんは親が心配だからと、まだある水に浸かりながら帰って行きました。息子の柔道着があったので、格好悪いですがジャンパー代わりに着てもらいました。
外から「おばちゃーん!」と声がして覗くと、甥っ子でした。妹の中2の息子で三女とはいとこ同士で同級生です。昨日は卒業式後に遊びに出てて安否を心配してたのです。「Yちゃん(うちの息子)とH子(姪で妹の娘)無事だよ。小学校に避難してるからね。食料あるの?」
ちゃんと息子と姪のぶじを知らせてくれ、食料まで持って来てくれたんです。とにかく無事でいてくれただけで有り難かったです。まだ余震や津波も怖いのですぐ戻るように言いました。昨夜は大丈夫だった友達の家に泊めてもらったそうで、今晩だけまた泊めてもらうように言いました。男の子の頼りになるのにびっくりしました。本当に無事で良かった…
今度は避難所に行くのが至難の業でした。どうやって水の中を祖母を連れ出すか。両親も身体が不自由なので…。とにかく一度外に出て様子を探ることにしました。
次に続きます。