■水道水から放射性セシウム検出!
2012年8月1日に
文部科学省が「環境放射能水準調査結果(上水(蛇口))(平成24年4-6月分)」を発表した。
この発表により、岩手県(盛岡市)、山形県(山形市)、福島県(福島市)、茨城県(ひたちなか市)、栃木県(宇都宮市)、群馬県(前橋市)、埼玉県(さいたま市)、千葉県(市原市)、東京都(新宿区)、神奈川県(茅ヶ崎市)、新潟県(新潟市)、長野県(長野市)の
水道から
放射性セシウムが検出されていることが明らかとなっている。
image from
Water drop by emrank水道水は放射性セシウムでどの程度汚染されているのであろうか?
■水道水放射性セシウム濃度ランキング
この資料では、上記の各都県の放射性セシウム濃度のランキングは以下のようになる。
1位:山形県(山形市)(0.0058ベクレル)
2位:茨城県(ひたちなか市)(0.0112ベクレル)
3位:福島県(福島市)(0.008ベクレル)
4位:群馬県(前橋市)(0.0051ベクレル)
5位:東京都(新宿区)(0.0049ベクレル)
6位:埼玉県(さいたま市)(0.0048ベクレル)
7位:栃木県(宇都宮市)(0.0046ベクレル)
8位:千葉県(市原市)(0.0046ベクレル)
9位:長野県(長野市)(0.0027ベクレル)
10位:神奈川県(茅ヶ崎市)(0.0026ベクレル)
11位:岩手県(盛岡市)(0.00231ベクレル)
12位:新潟県(新潟市)(0.0011ベクレル)
かなりの微量である。しかし、
放射性セシウムが検出されているという事実は明らかである。
■1リットル100ベクレルの基準値に比べれば
現在、水道を含む飲料水の放射性物質の濃度に関しては1リットル当たり100ベクレルという基準が存在する。
ちなみに、WHOでは1リットル1ベクレルが基準となっている。
ガイドラインでは、まず、全放射能(全α及び全β放射能)を繰り返して測定し、その値が、全α放射能では0.5Bq/L 、全β放射能では1 Bq/L を超える場合に限って、個々の放射性核種について分析を行うべきであるとされています
上記の基準をベースにすれば、今回検出された放射性セシウムの濃度は問題にならないということになりそうである。
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naka773】

環境放射能水準調査結果(上水(蛇口))(平成24年4-6月分) | 文部科学省
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/6000/5879WHO 飲料水水質ガイドラインにおける放射能測定の手順
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp.cache.yimg.jp/