頑固親爺の徒然手記(難問解決への道標)

現役を引退した頑固親爺が、法治国家において法で解決できない問題が山積している現代社会に本音で迫り、問題解決策を模索していくブログ。難問を抱え込まないで相談にも応じます。

おことば
 
 天皇は日本国(国民統合)の象徴であられる。そして憲法の定めるところにより国事行為(内閣の助言と承認))をされるが、それぞれの場面においてお言葉を述べられる。
 この天皇が口頭で延べられる「おことば」を勅語(ちょくご)と言う。
 さて、過去に、教育に関して「おことば」を述べられた中に、次に掲げる12徳目がある。(項でなく徳が正しいから、誤字ではない。)

1 親に孝養をつくそう(孝行)
2 兄弟・姉妹は仲良くしよう(友愛)
3 夫婦はいつも仲睦まじくしよう(夫婦の和)
4 友達はお互いに信じあって付き合おう(朋友の信)
5 自分の言動を慎もう(謙遜)
6 広くすべての人に愛の手をさしのべよう(博愛)
7 勉学に励み職業を身につけよう(修業習学)
8 知識を養い才能を伸ばそう(知能啓発)
9 人格の向上につとめよう(徳器成熟)
10 広く世の人々や社会のためになる仕事に励もう(公益世務)
11 法律や規則を守り社会の秩序に従おう(遵法)
12 国難に際しては国のため力を尽くそう、それが国運を永らえる途(義勇)

 ここに掲げた12徳目は、道徳の基本について、また人間として守るべき当然のことを教えている。
 その内容にそった教育が奏効して、次代を担う子供が成長してくれれば、離婚、学校や職場でのいじめ、生活保護費の不正受給、犯罪等はなくなり、弱者に愛の手を差し伸べる博愛に満ちた素晴らしい日本人が育つことに間違いがない。
 実は、この「おことば」(お言葉)は、昭和23年に衆議院、参議院(国会)において排除、失効確認の決議がされている。何故か?は、田舎の頑固親爺では判りかねる。(本当はわかっているが・・・謙遜)
 以来、日本人の教育に、この12徳目が用いられることがなくなった。
 ただし、一部の教育者や教育機関では用いられているようである。(実に“すばらしい”の感想)
 この12徳目を現在の教育に積極的に取り入れることをすべきであり、こうすることが隣国から言われる軍事教育や軍国主義を彷彿するという考えにはならない。
 もう一度、おことば(お言葉)が教育に・・・というよる12徳目が教育に活用されることを願う次第である。
 こんな思いをお持ちの諸士は相当数おられるのではないか。
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英雄とは

日本では、才能や知恵、武勇などが優れていて普通の人にはできないような良いことをする人を英雄という。
ところが、同じアジア地域に位置し文化等共通する中国や韓国では、犯罪者や違法・不当な行為をする者を英雄と呼ぶようである。
尖閣諸島に不法上陸した中国人活動家、丹羽中国大使の乗車した車を襲撃して日本国旗を強奪した中国人、大統領の身でありながら竹島に上陸した韓国大統領などは、それぞれの国内で英雄扱いされている。
違法、不当な行為を称賛するのであるから驚きであるが、これは価値観の問題だけではなさそうで、法治国家の危機である。
ところが、このことは中国や韓国に限らず我が国にも同じような者がいて、犯罪者を英雄扱いし、犯罪行為を擁護する傾向がある。(一部の者に限られると思うが・・・)
こうしたことが大津市の中学生自殺やいじめ問題でも顕著となった。
 一部の不届きな日本人によって、知事や市長、役所を脅かす脅迫並びに威力業務妨害、教育委員長を襲撃した殺人未遂などの犯罪行為並びにその実行者を、称賛したり擁護したり煽りそそのかす行為が平然と繰り返されている。
 こんな日本人が居るのが現実であるから、一概に、中国や韓国を責めることも出来ない。言い換えれば、東南アジアは、「同じ穴のむじな」と言われても仕方がない。
 中国や韓国の品位のなさを広く世界に発信することが大事と考えているが、日本人も同じことをしているのだから救いようがない。
 歴史ある欧州などの諸国は、東南アジアは未だに精神的には発展途上にある非文化的な国と評価しているだろう。
 東南アジア諸国が著しい経済の発展を遂げようと、またオリンピックで相当数のメダルを獲得しようと、欧州諸国のような伝統ある文化的な品位のある国になるには、まだまだ数世紀を要するのだろうか。
 どの国であっても、伝統ある歴史の上に積み重ねられてきた国家としての品位があるが、これを心ない一部の者によって損なわれていることが悲しい。
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原子力依存は避けて通れない途
 野田総理が、原発再稼働反対運動の代表者?ら数名と面談をした。
結果は、予想通りで、話は平行線であったとの報道であるが、そもそも総理たるものが、このような反対を唱える者の代表?と会うこと自体が問題であり異常と言える。
 さて、面談の様子をテレビ放映していたが、ライブであるからマスコミの都合のよいカット場面だけを放映したのではなさそうである。その中で反対運動の代表者?が、「火力発電で日本の電力は賄える」と明言していたが、この代表者?や反対運動、原発依存をしないことを主張している者は、本当にそのように思っているのだろうか。正気の沙汰と思えない。これを主張する者は、綺麗ごとを言うだけの偽善者である。
 化石燃料といわれる石油、石炭、天然ガスの埋蔵量は可採年数が残り少なく、石油に至っては「枯渇」でなく「減耗」と表現されていてその年数が20年程と言われている。石炭、天然ガスも同様で埋蔵量は限度がある。
 シェールガスやメタンハイドレートと呼ばれる新しい化石燃料にしても問題点は多く、特に、メタンハイドレードは禁断の資源といわれ、採取することにより深海の温度が変化し気候変動、最後には人類文明崩壊を招くといわれている。
 また、化石燃料は燃やすことにより二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物が発生し、地球の温暖化、大気汚染による健康被害等深刻な環境問題を引き起こす要因になっている。
 こうしたことから、京都議定書で、二酸化炭素等の排出量を取り決めた。
 いずれにしろ、我が国には化石燃料が埋蔵していないから輸入に頼らないといけない。
 日本への油送石油タンカーがテロ行為で爆破されるなどしたら完全にお手上げである。
 一方、世界一の原油産出国サウジアラビアが、国内の電力需要の急増に対して、国策として原子力発電の建設を検討している。
 また隣国の中国では、国家原子力機構が2001年から2005年の間の核能和平利用第10次五か年発展計画綱領の中で、100万kw級の原子力発電6~8其を建設し、2020年までに4000~5000kwの電力を確保するため平均2年で3其の原子力発電の建設工事に着工するとしている。
 化石燃料の石油や石炭が大量に埋蔵している国が、それでもなお原子力発電を推進しようとしているのに、全く資源がない我が国が原子力発電依存率0で安定した電力を確保できるわけがない。
 太陽光や風力などの資源エネルギーに依存するには、今後の技術開発が待望されるが、それが可能であるとする保障はない。可能としてもコスト高で電力料金が高騰するかも。
電力がなかった昔に逆戻りし、世界の経済大国から後退して自然豊かな絶対に放射能に汚染しない国を希望するなら可能であるだろう。
 一国の主として、また政権与党の党首として、国民の意見を聞くことは否定しないが、世界の経済大国の我が国が引き続き今までと同様に豊かな生活を送ることができる国家を維持するには、原発依存でないと不可能であると国民に真摯に訴えることが重要である。
 世界の工業国、日本に電力がなければ、大企業に関わらず中小企業すべてが生きていけないのである。
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イグアスの滝

 猛暑の8月も余すところ2日となった。
何時までも続く猛暑の中で気持ちだけでも涼しく感じられると考え、世界一の瀑布イグアスの滝の思い出を綴ってみることにした。
 サンパウロからイグアスの滝を訪れたが、遠方で日帰り旅行はできない。
イグアスの滝近くに、フォス・ド・イグアス国際空港があって、飛行機でサンパウロからは1時間15分ほどフライト、その近くのホテルに宿泊し、翌朝イグアスの滝に向かうのが滝観光の通常のルートである。
 飛行機以外には、ブラジル各地から夜光バス(すごい長距離)も出ているようである。

 ホテルを出ると、ブラジル国から一旦アルゼンチン国に入り、アルゼンチン側から世界一の大瀑布を観光することになる。
 滝口近くまで行くためには、広大な川の上に掛けられた歩道橋を延々と歩かなければならない。そして、瀑布に近づくにつれ水しぶきを浴びながらの歩行となるが、その水飛沫は半端でない。合羽でも追いつかないほどの水量である。
 当時、水量が多く滝は幾つもの瀑布を形成し横幅が約4キロm、大小300くらいの滝があると言われているが数える事なんかできない。
これほどの幾筋もの滝が、落差80メートル前後で流れ落ちるから驚きである。
 ヘリコプターに乗って上空から滝を見ることができるし、滝下の川を船にのって下から見ることもできる。
 下手な文章でイグアスの滝を紹介するより、昨年の6月、N局の「ダーウィンが来た!」で、「あまつばめ(鳥)」が猛スピードで瀑布を突き抜けて滝の奥へと突入する映像が放映されていたが、N局のアーカイブスでこの番組を視聴すると一目瞭然である。
半日を費やして瀑布の醍醐味を堪能し、その後、近くのレストランで食事をしたが、レストランで食べた小さなリンゴの美味しさが忘れられない。(また食べ物の話で恐縮であるがアルゼンチンはリンゴの名産国である。機会があれば、是非召し上がれ。)
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スケールの違いに驚愕

 前回に続いてブラジル旅行の回想録を綴ることにしたが、ブラジルは日本と比較して、何かにつけスケールが違う。 まず、その広さであるが世界5位の国土は日本の約23倍の広さ。自動車で走るも、進めど進めど広大な土地。
大陸を走るバスやトラックは停止することなく走行しながらタイヤに空気を補充する設備が施されているから驚きである。
構造は詳しく判らないが、外見上は回転するホイル(タイヤ?)にホースが連結されていて、空気を入れることができる構造で日本では見られない。
 ブラジル滞在中は、南部のサンパウロ州、その西部に位置するパラナ州を移動したが、いずれの州とも広く、サンパウロ州が約24万8000平方㎞、パラナ州が約20万平方㎞、この2州だけでも日本の国土約38万平方㎞より広い。。 自動車、タクシー、高速バス、飛行機を駆使して、限られた期間内に多くの観光地を移動した。  「ちょっと食事に行こう」と誘われて自動車に乗ると、400~500㎞走るのだから、「何が近くなのか」と言いたいところであるが、ブラジルの人は全く気にしない。
 観光できなかったリオディジャネイロ州は、サンパウロ州の東隣に位置しこの3州がブラジルの南部に横に並んでいる。
 ブラジルは、全部で27州からなり、その一州が「連邦直轄区」首都ブラジリアである。ブラジルを旅行する人は、決して欲張らないで目的地を限定することをお薦めする。
 サンパウロ州の首都がサンパウロ市、街中の壁が落書きだらけである。ある人は芸術と表現するが、頑固親爺の目には落書きにしか見えず、国の品位を落としている(主観)。この落書きは、オリンピックまでに対策を講じるらしいと聞いた。
 サンパウロ市内の道路は自動車が溢れている。交通規制が常時なされ、車のナンバーが奇数か偶数によって郊外から市内に入れるかどうかが決まる。ただ、日本車は少ない。
 また、交通状況に応じて警察官が交通規制をするが、中央分離帯の反対側となる車線でも数本の道路コンを並べるだけで通行禁止や通行可となるのだから驚きである。
 バイク(二輪車)も多く走行していて、この二輪車が絶えずクラクションを鳴らすから騒音がひどい状態。ピィー・・・ピィー・・・と、日本の暴走族よりもひどい。
 また、交通事故は物損事故だとお互いに暗黙の了解の中で、いちいち止まって話し合うことなど一切しない。
 現に、乗っていたバスの左前バックミラーにトラックが衝突しミラーのガラスが破損したが、相手は止まらないでそのまま立ち去る。一方、バスの運転手は気にもしていないで放任する。誠に大らかな国民性である。
 次にスケールの違いを感じたのは食事で、とにかく、よく食べる。肉類と穀物類が多い。
 美味しいから肉を食べすぎ、体重が10キロ近く増えて帰国した。
 ブラジル人は肉が好きで、レストランでは1メートル以上の金串に刺した焼き肉がウエイターによって運ばれてきて、目前で切り落としてくれるが食べ放題。
 肉が好きで堪能するほど肉を食べたい人は、韓国旅行でなくブラジルへ旅行を推薦する。
 会長の義弟が運営する牧場も訪れたが、とにかく広いし牛舎がなく放し飼いの状態で、何時、牛が子供を産んだのかも判らない。
 水飲み場には、水と塩が置かれているから、牛がこれを求めて自由にやってくる。
 すべてについて、スケールが大きい国である。  続きは、次回のパートⅢ(イグアスの滝編)を乞うご期待・・・・
 
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甲賀の"ういたかひょうたん狸"
  • Author: 甲賀の"ういたかひょうたん狸"
  • 1948年1月生れ
    長年、公務員として奉職し定年退職
    コンサルタント会社オフィース”K”代表
    地方公共団体、道路管理、警備業等の顧問、セキュリティーアドバイザー、相談役経験
    社員教育、公判対策、各種問題解決、対外交渉、リスク管理、コンプライアンス等幅広く担当
    「生涯現役」が信条
    法的な解決だけでなく、日常生じる「難問」を抱える企業等の要望に対応、奮闘中

     

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