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'12/8/26

さよなら…「青バス」 呉



 呉市の「青バス」が今月いっぱいで姿を消す。3月末で廃止になった市交通局からバス事業を引き継いだ広島電鉄(広島市中区)が順次、青がシンボルカラーだった旧市営バスの車体を、広電カラーのグリーンに塗り替えているからだ。関係者や乗客からは惜しむ声も聞かれる。

 広電は市から譲り受けた約120台の大部分の塗り替えを終えた。残る4台は工場で待機中。現在、市内を走る青いバスは塗り替えずに廃車にする車両だ。

 白地に青と赤いラインの車体は長年、市民に親しまれた。お年寄りからは今も「バス停に青いバスが来ん」と問い合わせがあるという。広島県外の愛好家から青いバスを貸し切りたいとの要望もあった。

 塗り替えは月内完了の予定だが、車体繰りの都合で来月半ばまで青いバスが走る可能性がある。いずれにしても街を駆ける青い車体はあと少しで見納めとなる。

【写真説明】近く姿を消す青い車体の旧呉市交通局のバス




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