※現在の新義州?ソン・シンドは仲介業者に誘われ、この地の「紹介所」へ赴く。
Q 結婚の話が決まったのはあなたが幾つの時ですか。
ちょうど16歳のとき。
(中略)
Q 普段もまだお手玉して遊ぶような年頃だったんですか。
そうなんです。うちにいてもそうなんです。ママゴトしたり喧嘩したりさ。
(中略)
Q 逃げ出したのはどうしてですか。
やっぱり何だか知らないから。男知らないから。
(中略)
Q それで逃げて実家に戻ったんですか。
はい戻ったの。
Q 実家に戻ると実家にそのままいさせてもらうことは出来たの。
いや、朝鮮ではいったん嫁にくれたら3年の間は自分のうちに帰れないような規則なんですよ。それでとにかく実家に行ったらお母さんが怒って棒を持って、何だか嫁御に行った者が逃げてきたとか何だか言って殴りかかって足で蹴ったりするから、どうしようもないから、そこにいられなくて出たの。
(中略)
Q そういうふうにしているときに戦地に行かないかというふうに誘われたんですか。
戦地に行かないかと言われたんだけれども、その戦地というのが分からないから。
Q 戦地へ行かないかと誘った人はどんな人だったんですか。
やっぱり朝鮮人で歳は42,3歳ぐらいのばあさんで、それでああいうところさ行けば国のために働くにもいいし。何だかんだとかうまいこと言ったためにその口車に乗ってそのババとくっついて行ったわけですよ。
Q そのおばさんに宋さんが子守をしているときに会って誘われたわけですね。
はい。
(中略)
Q 戦地へ行けば結婚なんかしなくても食べていけるからと。
はい、はい。
Q それでそういう話を聞いて宋さんはどういうふうな気持ちから戦地に行って働こうと思うようになったんですか。
それは行ってみないことには分からなかったし、まだ子供だし、どういうふうにするんだか分からないので、手任せ足任せ。そのおばあさんを信用して北朝鮮の平壌だか何だか連れていかれたの。
Q その女の人は宋さんの例えばお母さんとかと知り合いだとか、そんな話はしなかったですか。
それは言いましたけれども、それはお母さんとそのおなごが友達か何だか分からないけれども、私には全然見たことがないおなごだから心配はしました。
Q ・・・そのおばさんは宋さんのお母さんを知っていると言ったんですか。
おばちゃんがかあちゃんのことを知っていると言いました。(中略)出身が同じ北朝鮮だからとか、なんだとかかんだとか。
結局、北朝鮮の平壌というところがあるのよ。そこに人間ブローカーみたいな看板かけてやっているところがあったのよ。
Q その場所なんだけれども平壌というのと陳述書録取書では。
新義州。
Q 新義州でいいのかな。
いいよ。
Q 看板の話を聞きますが、看板には何と書いてあったんですか。
ブローカーって朝鮮語でソーゲンソー(紹介所)って書いてある。日本語だと何だか分からないけれども。
Q ソーゲンソーって日本語で言うと紹介所という意味。
うん、紹介所。
(宋は新義州にあった紹介所から、業者に連れられて天津、漢口、武昌と移動する)
Q ・・・それは誰と一緒に行ったんですか。
とにかく武昌とか漢口というところはコウさんという朝鮮人の男に連れていかれたの。
裁判における宋神道の本人尋問(1996-1997)より [間接引用 要確認]
Japan's Kem pei tai political police and their collaborators tricked or abducted females as young as eleven years old and imprisoned them in military rape camps known as "comfort stations,"
日本の政治警察「憲兵隊」とその協力者たちは女性を騙したり誘拐したりして、11歳からの女性をアジア中に設置された「慰安所」という名で知られる軍用強姦所へ監禁した。(ネットに見る外国人の感想【Comfort Women Speak】 参照)
海外でしばしば語られている上のようなイメージとは大分違うようである。
慰安婦となった娘【宋神道②】証言と慰安所 へ続く。
by Hazama
人気韓流ドラマの中の慰安婦強…