2012年09月02日

ホンダEV発表!

ホンダがフィットEVを発売した。バッテリー容量はリーフの24kWhより少ない20kWhながら、最高出力リーフの109馬力に対し125馬力。JC08走行距離リーフの200kmに対し225km。急速充電時間も残量警告灯点灯状態から80%充電まで約20分と、多くのスペックでリーフをしのいでいる。とりあえずリース販売のみで価格は400万円。

販売目標は2年間で200台。プレスリリースによれば「自治体や企業向けに」と書いてある。ホンダ関連企業や役所(日産や三菱自動車だけに偏るのは好ましくないという流れがある)の数を考えれば、目標達成は容易だと思う。逆に考えると、日産は2年間の猶予を貰ったようなもの。いや、ホンダ次第じゃさらに長いアドバンテージを持てるかも。

最も大きな問題点となるの、充電場所です。リーフの場合もディーラーの急速充電機が少なかった2012年の3月までは、遠出しにくかった。公共の急速充電施設って稼働時間が限られているし、役場など使わせて貰おうとすればめんどうな手続きが必要なことも。その代わりガソリンスタンドなども無料で急速充電をさせてくれてましたけど‥‥。

今や急速充電機が入っている日産のディーラーは多い。今後も増やしていくという。24時間稼働の日産ディーラーも8月のお盆休みでイッキに増えた。もはや日本中どこにでも行けそうな雰囲気。関越や東北地方でも高速道路を降りて昼ご飯や一休みを兼ねディーラーに寄ればOK。2区間くらい下道を走れば高速料金だって損にならないです。

ホンダの電気自動車は日産の急速充電施設を使えない。いや、ユーザーが日産のディーラーに行き525円払えば断られないと思うけれど、厚顔無恥な人じゃ無ければ心理的に出来ないもの。私だって自動車メーカー系は補助金を使っている田町の三菱自動車本社と新宿のスバル本社(いずれも準公共扱い)の急速充電機以外、使ったこと無し。

ということで、電気自動車の使い勝手は急速充電機の数で決まると言っても過言じゃ無い。一方、ここにきて公共の急速充電施設が伸び悩んでいる。JHのSAですら難色を示しているそうな。だから増えない。ホンダはディーラーに急速充電機を入れていくだろうか? ホンダだけでなく、マツダやトヨタの電気自動車も同じ課題を抱えるだろう。

・フィットEVのプレスリリース

そうそう。急速充電時間だけれど、リーフの場合「残量警告灯点灯から80%まで30分」というのがスペック。だた実際は残量警告灯点灯から80%までは21〜22分。日産ディーラーの急速充電機なら27分前後で89%まで入ります。(国沢光宏)

posted by polishfactory5 at 07:45| Comment(2) | 電気自動車
この記事へのコメント
電費・航続距離でリーフを超えたようですが、急速充電繰り返すと10万km劣化するリーフより、東芝リチウム電池が謳い文句通り優秀だったらすぐにでも一般市販してほしいです。

Posted by motocompo at 2012年09月02日 09:30
プラットホームが同じなら、インサイトでEV作ったほうが、インサイト自体も売れるようになったきがするのです。
これでは、インサイトの立場がますます…
Posted by ぱんだねこ at 2012年09月02日 10:08
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