あなたは醜い

命を食べて笑い合う気分はどうだ
愛は見つかったか
言葉はいつも人を殺している
私もあなたも殺している

あなたは醜い 一人じゃ生きられない
それすら信じない あなたは醜い
それでもあなたを 私は愛したい
一人で死ぬ日まで あなたを愛したい

孤独を煽り繋がりあう気分はどうだ
愛は見つかったか
掠れる声を踏みにじりながら
生きていることを忘れるな

あなたは醜い 大人にも子供にも
成りきれてはいない あなたは醜い
それでもあなたを 私は愛したい
ひと時だけでもいい あなたを愛したい

大きな星も小さな花々も
別に誰も許しはしない
沢山の罪と醜さを背負い
今日も明日も生きていく

あなたは醜い 言葉にならない
あなたによく似ている 私も醜い
それでもあなたと 二人で生きていたい
寂しくなるばかり あなたを愛したい

あなたは醜い 一人じゃ生きられない
それすら信じない あなたは醜い
それでもあなたを 私は愛したい
一人で死ぬ日まで あなたを愛したい
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れんこん

・フジロックに行きたかったが、いろいろとやることがあるので断念。無念である。

・漬け物は誰かが食べているところを見るとおいしそうに見えるので好きだけど、実際食べると不味い。嫌いだ。たくあんなんてあんなに美味しそうなのに。嫌いだ。

・洗濯物を取り込むのを忘れてしまう。

・人間は誰かに許されていないと声も出せないのではないか、とよく思う。または許されたいと渇望するから声をだすか。人間は生まれてから物心つくまでの間で自分以外の他者(多くは親)に愛されることで自分を愛すようになるが、愛されなかった人間はずっとカラカラのままだ。自分が愛されなかったなどと馬鹿なことをいうつもりはないけれど、生まれた瞬間から人間は生きることを許されながらいるのをやめられない。

・僕がブログやツイッターで書いているこういうことは、結局誰でも言えることだ。こういうことを言い続ければいいものが作れるわけではない。音楽や絵にほとんど影響を及ぼさない。字が読めない人間に字だけ書いてあるお品書きを渡しても理解されないが、料理そのものの味や姿は理解しているし理解できる。言葉なんてその程度のものだ。言葉で理解して知った気にならないほうがいい。僕らは自分が実際に体験した分だけ理解することができる。言葉はあと付けでしかない。

・インターネットは恐ろしい。いらんことばかり行ってしまう。煩悩の巣窟だ。
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お客様とて許せぬ砲

・もう7月の後半に入っていることに気づき慄く。6月までの記憶はあるので、もしかすると僕は6月からやってきたのかもしれない。

・新しく買った財布からおにぎりせんべいの匂いがする。不快である。おにぎりは料理の癖に「作る」ではなく「にぎる」と表されるので不憫だなと思うことがある。

・習慣というものの恐ろしさを体感する。小さな怠惰や欺瞞が年月をかけて重なり合い、やがて肉体や思想になってはっきりと現れる。個々人の体質にもよるのかもしれないが、肥満や痩身は怠惰である。傲慢である。

・金碧のさぼてんを見た。

・インターネットを常として育ってきた身として、「夏の猛暑日において、登場人物がすべて冬のかっこうをしており、植物の緑や蝉の鳴き声などのわかり易い違和をできる限り取り除いた映像を、その予備知識がない人間に見せたらどう思うのか?」ということを考える。夏だと気づくだろうか。嗅覚や触覚を呼び起こす。

・物事は作用反作用で成り立つ。誰かを殴るとこっち側も痛いのは当たり前で、それをわざわざ相手に伝えて許しを請うような所作は下品だ。

・小さな冷蔵庫が欲しい。あと新しいソファが欲しい。
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春の匂いは鼻の奥から香る

春の匂いは鼻の奥から香る。
冬の乾きをぬらす青いあかりがあがる。燻された春が小さくなって体から抜け出していく。
朝日は上がらない。洗濯物が撓垂れる。枕木を踏む音がする。
春の匂いは鼻の奥から香る。

上質な料理や、映画や、音楽にも似たような力がある。
小さな火花がぱちぱち弾けて、皮膚の内側を刺し、人知れずくゆる。
春の匂いは鼻の奥から香る。
人間は春を持っている。
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diorama

こんばんは。

ファーストアルバムであるdioramaが5月16日に発売された。
次は何を作ろうか。

人間は死ぬから美しくあれる。ありふれたもの言いではあるが、本当にそれ以外ありえない。
全うに生きていくならそんなことを掘り下げる必要はないのかもしれない。美しかろうが醜かろうが人間は生きている。
ただ何かものを作る人間にはどうしても無視できないものだ。それに美醜のすべてが詰まっているからだ。
ものを作りながら、自分が死ぬことを知らない人間も少なくはないが、そんな奴らはもういいのだ。
疑心と矜持を携えて何処かへ行きたい。
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現在

Author:米津玄師
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