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【ゴルフ】

細川和彦がホールインワンで6位

2012年9月1日 紙面から

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◇フジサンケイC<第2日>

▽31日、山梨県・富士桜CC(7437ヤード、パー71)▽晴れ、気温29・8度、風速2・7メートル▽賞金総額1億1000万円、優勝2200万円▽119選手(うちアマ1人)▽観客2004人

 ベテラン・細川和彦(41)=茨城GC=がホールインワンでV戦線に加わった。2番で14年ぶり2度目のエースを決め、首位と3打差の6位に浮上。前日は18番バンカーのアリの巣に“カップイン”したが、今度は本当のカップに直接放り込み、7年ぶりのツアー9勝目へ前進した。2年ぶり3度目の優勝を狙った石川遼(20)=パナソニック=は通算3オーバーの63位。1打及ばず2週連続で予選落ちした。

 右拳を突き上げた。2番パー3。細川が6番アイアンで放った一打は、ピンの8ヤード手前に落ちてそのままカップへ。「完璧ですよ。いやぁ、何が起きるか分かんないね」。1998年のカシオワールドオープン3日目以来、14年ぶりのホールインワン。会心の一振りだった。

 2日連続の“エース”だ。初日のカップインは18番。2打目がグリーン左バンカーのアリの巣にスッポリはまり、救済措置を受ける羽目に。「あんなの初めて。何かいいことあるかな」と苦笑していたが、この日は本物のホールインワン。それ以降も崩れることなく70にまとめ、「アリにスッポリ、きょうはカップにスッポリ」とご機嫌だ。

 ツアー通算8勝の実力者だが、2001年から潰瘍性大腸炎に苦しみ、昨年は右膝も故障。シード権を失い、今季の前半戦はほとんど出番がなかった。だが、膝にクッションの役割を果たすヒアルロン酸を注入し、先週は3位と復活。一時は座れなかった状態から回復し、巡ってきた優勝の好機。「まずはシード権」と冷静だが、会心のエースに気分は盛り上がる。

 何かが起きそうな最終日。アリの巣とカップを仕留めた41歳が、今度は7年ぶりの9勝目を射抜く。 (寺西雅広)

 

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