
キュウリやトマトなどの野菜を使った「さぬき野菜うどん」を味わう子どもたち=香川県高松市丸亀町、丸亀町壱番街
高松市中央商店街の北部三町ドーム広場で31日、県民の野菜不足を解消するために開発された「さぬき野菜うどん」の完成披露試食会(県主催)が開かれた。訪れた家族連れらは、冷たくてコシのあるうどんと彩り豊かでみずみずしい野菜のハーモニーを楽しんでいた。
さぬき野菜うどんは、本場さぬきうどん協同組合(大峯茂樹理事長)が考案。5種類以上、100グラム以上の野菜を使うことを条件としており、県内の一部のうどん店で同日から販売を始めた。
試食会では、県産のキュウリやトマト、オクラなど5種類の野菜を使った冷やぶっかけのうどんを約600食提供。野菜を携帯できる「トマトケース」も配布し、うどんと一緒に野菜を食べる習慣を身につけるよう呼び掛けた。
娘の優ちゃん(6)、奈奈ちゃん(4)らと訪れた高松市木太町の主婦坪井久美さん(37)は「野菜がシャキシャキしておいしい。これならうどんでも野菜をたくさん食べられる」と話していた。