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【大相撲】

日馬富士は綱へ順調

2012年9月2日 紙面から

横綱審議委員会の稽古総見で、順調な仕上がりを見せる日馬富士=両国国技館で

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 横綱審議委員会(横審)による稽古総見が1日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた。9日初日の秋場所で3度目の綱とりに挑む大関日馬富士(28)=伊勢ケ浜=は持ち前の速攻相撲を見せつけ、順調な仕上がりをアピールした。

 大関陣、横綱白鵬と15番とって9勝。稀勢の里には相手が得意とする左おっつけを完全に封じて4戦全勝。白鵬とも右四つがっぷりに組み合って1勝2敗。スピーディーに動き回って背中へ回り込み、土俵の外へ送り出すと会場がどよめいた。

 「稽古場はいかに自分の力を出すかだが、いい稽古ができた。あとは場所に向けて突っ走っていきたい。けががないように一番、一番集中していく」と満足げ。

 北の湖理事長(元横綱)は「前へ攻める積極性を感じた」と評価。綱とりのポイントとして「10日目まで全勝でいかないと精神的にきつくなる。13勝以上が(昇進の)メドだろう」と話した。

 先場所から5キロ増量し自己最重量の133キロになったが、幕内では隆の山に次ぐ2番目の軽量。鶴田卓彦委員長(85)は把瑠都の突き押しに歯が立たなかった点を取り上げて「当たりの強い相手には弱い。目いっぱい当たられると受けきれない」と小兵力士の泣きどころを指摘。「もうい一歩という感じ」と手厳しかった。 

  (竹尾和久)

 

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