＜佐々木希（モデル・女優）＞
「ぐるぐるナインティナイン」（日本テレビ）の人気コーナー「ゴチになります！」での「セクハラ告白」には誰もが仰天した。ナイナイの岡村隆史にセクハラを受けていたのだとか。モデルで女優の杏がパーソナリティーを務める「杏のＡｎｙｔｉｍｅ Ａｎｄａｎｔｅ」にゲスト出演し、杏が「岡村さんがいまだに『ノゾミール！』って未練があるみたいだよ」と言うと、「番組２年目からセクハラが激しくなった」と、マジともシャレともつかぬ告白となった。
どうやら、体調不良で休業していた岡村が２年前、復帰した時に、佐々木が「（岡村は）彼氏としてもあり！面白くて優しい人が好きだから」とリップサービスしたのがアダとなったらしい。
この「セクハラ発言」に加えて、このところ佐々木はツイてない。レギュラーが次々と降板になっている。「笑っていいとも！」（フジテレビ系）だけでなく、４月にスタートしたばかりの「みんなのアメカン」（日本テレビ系）もわずか半年という短期間。現在レギュラーは「週末のシンデレラ 世界！弾丸トラベラー」（同）を残すのみ。
「彼女がやりたいのは、モデルやデザイナーなどファッション関係。事務所が女優に育てたがっているから、可哀想だ」（芸能関係者）
１９８８年秋田市出身の佐々木は小学生の頃からネイルアートするなどおしゃれ好き。１７歳の時に、ＪＲ秋田駅前の商業施設「フォーラス」の若い女性向けの洋服店で服の買い付けの仕事をしていた時に、スカウトされた。芸能界よりファッションの仕事に興味があったため躊躇（ちゅうちょ）していたが、先輩に勧められて集英社の女性ファッション雑誌「ＰＩＮＫＹ」のオーディションに応募。見事グランプリを獲得、あこがれの専属モデルとなる。だがポーズの取り方もわからず、「秋田に帰りたい」とへこむ日々。好きな仕事だからと一念発起して、上京から２年目には「ＰＩＮＫＹ」の表紙を単独で飾った。
ロッテのガム「フィッツ」のＣＭ、「フニャンニャニャン」と歌いながら踊るダンスでブレークしてから人気は全国区に。Ｃｏｔｔｏｎ Ｃｌｏｕｄというブランドを立ち上げて、衣装やアクセサリーをプロデュースするなど好きなファッションの仕事もこなしていたが、今年の７月に打ち切りになり、かなりショックを受けているという。
こういうときこそ岡村の出番なのに、肝心の岡村は「新垣結衣似か上戸彩似の清純派が理想」とか。４２歳らしからぬウブさ加減で、気に入った女性でも、「キングカズの誕生日会に行ったことがある」と言われただけでトーンダウンするほどの潔癖ぶりなんだとか。やっぱりノゾミちゃんとは合いそうにないなぁ……。
（日刊ゲンダイ2012年8月30日掲載）